高校二年生の少年兵コースケ( 仮名 )と、現場で労働力投入していた。
コドモの頃から刃物が大好きで、一時期は、危ない少年かと思っていたが、チェーンソーや刈払機を持たせると、目を輝かせながら、黙々と仕事をする。
楽しい、楽しいを連発して、疲労を感じないようだ。
今回の仕事は、適材適所だ。
かつて、ナチスの収容所で、ヒムラーが、放火犯をボイラー管理人の仕事に就けたら、もの凄く働いた話を勝ち誇った顔でヒトラーに報告した話を思ひ出した。
さて、現場ではだらしなく伸びた柳の木の伐採と、クマ笹茂る荒れ土を開拓していた。
マキタの電動チェーンソーと、電動刈払機で刈り込み。
18Vのバッテリーが共有できるので、出発前に四個充電しておけば、仕事が終わるまで、持つ。
うち一個は、テクノが夜逃げした時に遺して行った14.4Vの電池であるが、使用できた。
この電池を何度使っても、損失した200万円は回収できない。
無性に腹が立つ。
ある程度スッキリしたが、購入したばかりの62坪の隣地が、奥に向かって30センチ位、窪んでいる。
しばらくは、放置プレイと思ひ、あきらめていた。
開拓...
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