アムンセンとスコットを読んだ。
1912年の話だ。
不動産経営にも応用できる、良書だ。
両隊とも南極点には到達。
しかし、帰路に悲劇が起きる。
アムンセン隊は全員生還したが、
スコット隊は帰路で全員玉砕。
☆補給戦
アムンセンは、約百キロごとに、デポ( 倉庫 )を作り、食料を置いた。
旅の途中に補給があれば、運ぶ荷物も軽量化できる。
補給を重視し、二回実施している。
直線的、約百kmごと、吹雪の南極でも、遠くから見えるようにカタチも工夫。
スコットは南緯八十度に、デポが作れず、手前に大きなデポを作った。
要するに、悪天候と機械の故障で、それ以上進めなかったのだ。
これが致命傷になった。
結局は帰路でデポの二十km手前で、残った三人も玉砕。
・犬ぞり
アムンセンの動力は、犬ぞりオンリー。
最初は116匹もいた犬が、最後は12匹になってしまう。
過労死、病死した犬を、犬の食事にするのだ。
南極点が近づくと、運ぶ荷物も減ってくる。
すると、そりを引く犬も少なくていい。
残酷な話だが、途中で、不要になった犬は、射殺されて、他の犬の餌になった。
まさに共食いで、犬死にだ。
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