■飲食店撤退の理由
【火の玉】
もうその時点で、既に注目の的。飲食店がすごくうまくいってらっしゃったから、うまくいってたら、普通そのままずっと進むじゃないですか。
【でん兄】
飲食をやっている時に、麻布六本木の、若手飲食店経営者の勉強会をやっていたんです。結構有名なお店のオーナーになった人が何人もいる、なかなかすごいメンツだったんですけど。
もう毎年毎年、新しい参加者が来るんです。日本中の田舎から、中卒とか高卒の子たちがこいつすげえ天才だなぁと思うようなアイデアを持っているわけですよ。しかも覚悟が違うんですよ。「俺もう、これしかないんです」田舎を捨ててくるわけです。
僕は、せいぜいブームを早めにキャッチして真似して取り込む位はできるけど、自分がブームを起こす事はできない。そんな飲食の天才ではなかったんですよね。
そして僕は大学も出ているし資格とかも持っていたから、いつも心の中で「中途でどっか拾ってもらって、またサラリーマンに戻ればいいや」って、どっかで考えていたんです。凡才で、覚悟が決まってなくて。
方や、背水の陣で、しかも才能あるわけですよ。それが毎年毎年、都心の飲食シーンで、「俺が上に上...
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