
ガングロ大家さん、火の玉ガールさんと私の3人でのコラボセミナーでした。懇親会でお話しした女性大家さんから、「 不動産を事業としてガンガン進められておられるセミナーを聞いて、とても勇気が出ました 」と言っていただき、本当に嬉しかったです。
コラムでも何度か書いていますが、私が不動産投資をやろうと思った最大の理由は、息子らが進学する際に「 どんな事でもやりたい事をやりなさい 」と言ってやれるだけの経済力が欲しかったからです。
「 女性こそ不動産投資に向いている! 」と思っていますので、今日はその理由を書いてみようと思います。
■ 忙しいワーママ時代に始めた不動産賃貸業
私が不動産の仕事を始めたのは、息子らがまだ保育園の時でした。当時は本当に忙しく、1日のスケジュールがこんな感じでした。
6:30 起床
7:00 子供を起こし朝ご飯食べさせる
8:30 保育園へ送迎
9:00 会社事務所へ出勤
| 仕事中、物件調査に行く
18:30 退社
19:00 買い物行って保育園へお迎え
19:30 晩ご飯
20:00 子供とお風呂
21:30 子供を寝かしつけ
22:00 台所片づけ、洗濯物
23:00 不動産検索開始
2:00 就寝
子供が小学校へ入学すると、お迎えの時間が早まり、保育園時代よりもハードな生活が始まりました。私が特別なわけではなく、ワーママとして働く世の中のお母さんたちは皆、これくらいのスケジュールで動いていると思います。
当時、私は車関係の父の会社の手伝いをしていました。比較的、自由に動ける環境だったので、前日に見付けた売り物件を仕事中に見に行ったりしていました。車の仕事をしつつも、頭の中は不動産で一杯です。楽しくて仕方ありませんでした。
少し経ってから、本気で不動産を買い進めて行く為に、私が代表の法人を設立しました。最初は宅建業免許を取得する予定はありませんでしたが、物件の入れ替えを継続して行うには宅建業免許が必須だと知り、法人設立の約9カ月後に取得しました。
宅建業者になったからといって仕事にすぐ繋がっていくわけではありません。「 郷に入れば郷に従え 」という言葉の通り、まずは業界の内に入って、ゆっくりと周りを観察する所から始めました。
不動産業者さんの中にも色々な仕事をしている人がいる。難しい案件をこなしている人ほど利益幅が大きい。色々なことがわかってきます。
自分が宅建士の資格を持っていれば、宅建業界への参入ハードルは高くありません。しかし、開業しても続く会社ばかりではなく、きちんと利益を出し続け、事業を継続して行ける人は、非常に少ないと思います。
宅建業は免許番号(1)から始まります。まずは最初の5年を乗り切って(2)になる事を目標としました。
車業界も不動産業界も、男性比率が高めの業界といえます。もともと車業界にいた為か、比較的すんなりと不動産業界にも馴染みました。中古車オークション会場で女性を見かける事は本当にまれでした。不動産業界はまだ車業界よりは女性がいました。
近年では不動産会社の女性営業マンさんも増えて来ました。性格による向き不向きはあるかと思いますが、女性の方がじっくりとお客様の話を聞ける人が多く、成約率も高い気がします。
自社物件を増やす為に毎日のように物件調査へ行く日々は、不動産法人を立ち上げた当時も今も変わりません。また、管理物件の中で退去が出た際、原状回復の工事確認や、現場の打合せをするのも当時と同じです。
■ 女性が大家業に向いていると思う3つの理由
私が不動産賃貸業( 大家業 )として女性が向いていると思う点は以下の3つです。
1)賃貸物件に限らず居住用物件に関して、決定権を持っているのは女性が多い
恋人やご夫婦で住まわれるお部屋を決める際には、女性が決定権者である事が多いです。そうでなくても男性は女性に意見を聞いたりもしますので、女性視点がなければお部屋を作る事は出来ません。
2)女性ならではの使いやすい物件選びや生活導線を考える事ができる
不動産を選ぶ際、女性は男性に比べると、「 駅前の道の明るさ 」「 スーパーまでの距離 」「 陽当たりの良さ 」「 セキュリティ性 」などを気にされる方が多いです。寝る為だけに帰る部屋よりも、居心地が良い部屋を選びたい女性ならではの心理ではないでしょうか。
リフォームの際も、女性の方が「 ここにコンセントがあったら便利 」「 収納はなるべく広く 」「 棚板があると使いやすい 」「 タオル掛けはここが良い 」など、住み心地をよくするポイントを見つけるのが得意です。
そして、それは入居者目線とリンクする為、結果的にお部屋の満足度を上げて長期入居につながるのです。
3)経済的自立ができる
今は共働きの家庭がほとんどかと思います。しかし、皆がそうだから簡単というわけではなく、子育てと仕事を両立して行くのは並大抵の事ではありません。( 積極的に子育てに携わる男性も多くなって来ましたが )
結婚してどちらかの収入に頼ってしまうと、それがなくなった時に大変です。これまで数多くのシングルマザーを見て来た経験から言えば、時間や場所にとらわれず、「 経済的な自立を果たせる不動産賃貸業 」は、女性にこそ最適だと感じます。
■ 仲間が欲しいなら大家さんコミュニティに参加してみよう
全国各地の大家さんコミュニティで女性大家さんとお会いして思うのは、皆さん、楽しそうに生き生きとされているということです。そして、パワーがある女性たちばかりです。後ろ向きにネガティブな事ばかり言っている人はあまり見かけません。
ゼロイチを踏み出せない人も多い中で、エイヤ! と1歩を踏み出した人は、やはり家族の為であったり、自分の将来の為であったり、それなりの理由があります。その歩みは着実です。
家族の中心にいるのは女性です。慎重に考えるからこそ、不動産投資が向いています。しなやかに臨機応変な対応ができるのも、女性の特徴だと思います。
大家さんって孤独です。寂しいなと感じたら、全国各地にある大家さんコミュニティに入って行くのも良いと思います。セミナーには懇親会がセットになっている事も多く、そこで同じような大家さんと繋がれると思います。
( 注意点ですが、いろいろなセミナーがありますので、セミナーへ参加する際は、必ず主催者がどんな目的で主催しておられるのかを確認して参加して下さいね )
私も今年はセミナー講師として、各地にお呼ばれする予定になっています。コラムでも告知しますので、機会があれば、是非遊びに来て下さい。皆様とお会いできるのを楽しみにしております♪
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ではまた次回、皆様お会いしましょうね〜(^^)/