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妻と子の移住先・マレーシアのMM2Hビザ改悪に思う「複数の選択肢」を持つことの大切さ

江古田島平八さん_画像 江古田島平八さん 第14話 著者のプロフィールを見る

2021/9/5 掲載

教育移住という形で家族がマレーシアに移住して3年経った。家賃も安く食費も安く、学費も安く、年の平均気温は26〜28℃と過ごしやすいマレーシアでの生活は、『 円 』の価値を日本で使う以上に高めて利用できるので気に入っている。

『 物価 』の違いを、住む場所を変えるだけで享受できるのだ。不動産所得はどこに住んでいても同じ家賃収入が入ってくる。これを使わない理由はない。

しかし、外国に居住するためには『 ビザ 』が必要。どのようなビザで海外生活を送るかは重要な判断になる。

マレーシアに移住する前、MM2Hというビザを取るかどうかで迷った。MM2Hというのは、一定の資金や月収が必要だが、一度取るとマレーシア10年滞在できるビザだ。日本の定年退職者に人気がある。

しかし、悩んだ結果、子供の学生ビザと保護者1名に発給されるガーディアンビザを取得することを選択した。妻と子供たちはマレーシアを拠点として、ワシは行ったり来たりすればいいと思った。

ところが先月、驚くべき制度の変更があった。2021年10月より施行される新しいMM2Hの条件が発表されたのだが、内容が大幅に『 改悪 』されていたのだ。



なんと、既にMM2Hを持っている人が継続する時に以前の条件を引き継ぐことができない( 1年間の猶予期間有 )、新しい条件を満たしていないと継続してビザの発給を受けられないという極悪の改悪。

中でも一番大きいのは月収25万円→月収100万円への月収証明の変更。年金生活者の移住者で、マレーシアを終の棲家に決めていた人たちでも新条件に該当しない人は帰国を余儀なくされる・・・。

今までは、少し多めの年金をもらっているか、年金+αのちょっとした収入があれば滞在できた。しかし、月収100万円では年金生活移住層は移住の継続が困難になる。マレーシアの銀行に預けなければいけない預金も、50歳以上で375万円から2,500万円に大幅に引き上げ。

■ マレーシアに不動産を買った人も

MM2Hを持っていると、100万リンギット( 約2,500万円 )以上のコンドミニアムが購入できたので、コンドミニアムを所有している人もいるのだが、そもそもMM2Hを更新できないと、処分する必要が出てきてしまう。

マレーシアではコンドミニアムの建築ラッシュで、最近の新築コンドミニアムは半額になって売り出されるのもあるくらい価格が崩壊している。そんな中、永住するつもりで購入したコンドミニアムをいくらで、購入した金額の何割で処分できるのか・・・。

あまりにも急激な改悪で、日本の大使館からも抗議されたとの情報もあるが、こういったことがあると、期限付きのビザで安心して移住して生活することは出来ないな・・・と考えてしまう。

特に、日本での資産や自宅を処分してマレーシアに移住していた人たちで、月の収入条件と預金条件を整えられない人は大変だと思う。人生設計は大きく変わってくるじゃろう。


コロナでロックダウン中のマレーシア

昨年更新だった人は9年間の猶予があるが、『 たまたま 』今年10月以降で更新時期が来ていた人たちは、急な制度変更を前に、新しい『 居住先 』を探さなければいけなくなる人も多い。

これまでMM2Hが普通に更新できていた人たちは、『 移住 』していたつもりだったのが、こうなって初めて、MM2Hが『 長期滞在用 』のビザであったことに気付いたという感じじゃと思う。

ワシの家族は、『 一年更新 』の『 学生ビザ 』に、保護者一名だけに発給される『 保護者ビザ 』でマレーシアで生活している。普段、子供たちと一緒に住む奥様にビザを発給しているので、ワシのビザはない。

ビザがなくても年に半年くらいは『 旅行ビザ 』で滞在できる( 連続は3カ月まで )ので、コロナ前は一カ月おきに数週間滞在して、行ったり来たりの日本との2拠点生活を楽しめていた。

マレーシアの学校の長期休暇になると、妻と子供は日本に帰ってきて日本の学校に短期で通ったりもしていた。単身赴任のサラリーマンや、仕事が忙しいサラリーマンよりは家族との時間が取れていたと思う。

卒サラしてMM2Hの取得も視野に入れていたが、こうなってみると、今の状態の『 保険 』を掛けながらの2拠点生活は、複数以上の選択肢を常に持つことが出来るという意味で、カードとして強いなと感じる。



サラリーマンを卒業したら、海外に移住したいという人もいるかもしれない。しかし、自分の意思に関わらず、自分にはどうしようもない大きな力の決定で人生が変わってしまうこともある。

国の決定や制度の変更など、個人の力では抗えないことが起こる可能性は常にある。制度の問題だけなく、親御さんの健康の問題など、様々な要因で予定を変えざるを得なくなることも考えられる。

プランAがダメになった時のために、『 複数 』の選択肢を用意しておく大切さを感じると同時に、一つのカタチにこだわらず、何があっても対応できる柔軟性を持つことが大事だと思ったんじゃ。

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プロフィール

■ 江古田島平八(えこだじまへいはち)さん

江古田島平八さん

不動産『闘志』家
東京都在住
家族は妻と子供二人
妻と子供たちはマレーシアへ留学中

ブログ:
ワシが『富導算塾』塾長、江古田島平八である

ツイッター:
江古田島平八 @ekdjm_heihachi


■ 経歴

□1979年
福島県に生まれる

□1998年
日本大学芸術学部演劇学科演技コース入学

□1999年
劇団立ち上げ

□2000年
練馬のピアノバーの店長に就任

□2001年
劇団解散

□2002年
個別指導塾に就職

□2003年
営業成績全国1位を獲得

□2004年
社長と大喧嘩して辞職
人事コンサルティング会社に転職

□2005年
起業(弁当屋)

□2006年
日本橋でカフェをオープン
借金つきの雀荘を購入

□2007年
雀荘の社員寮として第1号物件を現金購入
自営業は住宅ローンがつかないと知り、大手企業に就職

□2008年〜20101年
物件を買い進める

□2011年
雀荘売却
東日本震災で実家が全焼

□2012年
江古田で立飲み屋を後輩と共同購入

□2013年
立ち飲み屋を売却

□2014年
西麻布でパフォーマンスパブを企画も頓挫

□2015年〜22017年
戸建てやアパートを買い進める

□2018年
家族がマレーシアに移住

□2019年
埼玉県飯能市にバーベキューハウスを購入

□2020年
アパートを3棟購入
サラリーマンを卒業する


■ 不動産投資の経歴

□2007年
板橋区小竹向原区分所有
720万、利回り10%(現金購入)

□2008年
石川県金沢市一棟AP(1R×8)
750万、利回り25%(現金購入)←2015年売却済

□2009年
富山県高岡市一棟MS重量鉄骨(1K×12)
2,000万、利回り30%(公庫融資10年)←2015年繰上げ返済済

□2010年
豊島区賃貸併用住宅(2LDK+1K×3)
3,850万(住宅ローン35年1.075%)

□2015年
茨城県行方市 戸建(2LDK+P10)
550万、利回り13%(現金購入)

千葉県千葉市中央区 重量鉄骨MS(1K×15+P1)
6,200万、利回り13%(三井住友トラスト30年2.9%)

□2016年
板橋区一棟AP(1R×6)
2,280万15%(三井住友トラスト30年2.9%)

□2017年
石川県小松市新築一棟アパート

□2019年
埼玉県飯能市にバーベキューハウスを購入

□2020年
第11−13号アパート(2DK×6戸×2棟、3DK×6戸)購入
サラリーマンを卒業する

□2021年
満室時家賃収入は年間約3,300万
年間CF約2,500万円、返済比率約25%

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