参照:貯金1500万円の自営業者が月30万円のCFを目指す! 2021年『 不動産投資は詰将棋〜実践編1〜 』
一回目に検討したアパートが買えなかったアフィリエイター君の詰将棋。いつまでも名前がないと話が進めにくいので彼のことを、「 コモリン 」と呼ぶことにする。
購入は出来なかったが、専業アフィリエイターの彼が金融機関の融資について、『 0回答 』でないことが分かったのは収穫だった。これで現金ONLYではなく、融資を使うことも念頭に入れて探せる。
余談になるが、ワシは基本的には借金は嫌い。しかし、中所得サラリーマンが自由を『 早めに 』手に入れるためには年収の10倍程度のCFが必要。そのためにはやはり借金は必要じゃと思っている。
『 数年間 』の時間を手に入れる為に『 借金 』をする。その借金のおかげで買えた不動産収入のCFで、借りたお金を返済していけることは、日本に生まれた特権だと思っている。
■ 立て続けに2棟目、3棟目のアパートを検討
話を本筋に戻したい。2件目に検討したアパートについて紹介する。
6/22( これから仕入れるという情報をもらう )
買えなかったが前回のアパートを紹介してくれた不動産会社の社長より、「 市原五井アパートのお詫びの物件 」という題名のメールが届いた。
※仕入れ前に情報を貰ったので図面はない
【物件情報】
価格:1,650万円
間取り:1R×10部屋
所在地:千葉県東金市
構造:木造
築年数:平成5年12月築
特記事項:2/10入居中、現況家賃で満室25%、下げた家賃で満室22%
7/5( 仕入れが終わったので内見 )
内見に行くと、悪くない。現金決済でコモリンが1番手、仲間のアムロさんが2番手で買付を入れることに。売却のことも考慮し、法人を立ち上げて法人名義で現金で購入する流れとなった。
法人を立ち上げた理由について補足すると、今回、安く購入する代わりに、売却の際は同じ会社で売却させてほしい(いわゆる往復ビンタ案件)という話を不動産会社の社長から依頼されていた。
もしも空室を埋めるのが難しかった場合は、損をしない価格で売却・再販できる価格で購入することをリスクヘッジとした。売ることになった場合、個人での購入だと税金が重くなるため、法人を設立して購入するという話になった。
法人の設立と、口座の開設等の手続きを急ピッチで行うことに。決済は7月下旬に決まった。
7/25
社長より「101号室にシロアリが発見された」との連絡あり。
7/26
シロアリの状況を確認しに、現地に。社長とともに建物の状態を確認。
他の部屋にも調査を入れることになる。一度、シロアリ駆除工事の費用を算出してから、購入するか再検討することになる。契約決済は延期。
8/6
社長からシロアリ駆除工事費用が150万円程度かかると連絡あり。
会社としてはシロアリ工事分を持つかわりに、物件価格1,650万円に100万円を上乗せした金額で決済したいとの意向。
8下旬
100万円を上乗せした金額であると、火災保険等の諸経費を含めた場合、コモリンの手持ち資金がタイト( というか足りない )になるため、アムロさんが購入することとなった。
結局、2件目の検討物件も購入できなかった。それでもまだ2件目だ。すぐに丁度良いタイミングで舞い込んできた3件目の候補物件を検討することになった。
8/7
仲間の今小作さんが茂原の中古アパートを発見。

【 物件情報 】
価格:1758.9万円
間取り:1R×10部屋
所在地:千葉県茂原市
構造:木造
築年数:平成5年9月築
特記事項:9/10入居中( 生活保護の入居者多数 )
8/9
アムロさんが内見。見てみると特に問題はなさそうで、建物に関する不安要素も解消されたため、買付証明書を提出。
8/31
他の方の買付が通り、購入できず。
■ 物件探しを始めてから3カ月の間に起きた事
コモリンの一棟目探しについて、ここまでの時系列をまとめてみたい。
6/5
市原五井アパート情報取得
6/6
市原五井アパート現地視察・買付・融資打診
6/10
三井住友トラストより50%融資回答→見送り
6/14
セゾンより60%融資回答→購入回答
6/15
コモリンに融資がつかないと思いこんだ仲介会社が別の方に売ってしまい、契約不成立
【2番目のアパート】
6/22
一棟目のお詫びとして別の物件情報の紹介を受ける( 東金アパート )
7/5
東金アパート内見・買付・法人設立準備
7/25
決済予定日前日・シロアリ発見・契約延期
7/26
シロアリ被害確認で現地・工事見積
8/6
シロアリ工事150万円、売却価格100万円増提案→別の人へ
【3番目のアパート】
8/7
別会社で茂原アパート情報発見
8/9
塾生が茂原アパート内見、コモリン現金買付
8/31
別の方の買付が通り、購入出来ず
2カ月半の間に、アパート3棟( 融資申し込み1件・現金2件 )の購入検討を行った。情報が出てから購入予定の物件は必ず仲間の誰かが見に行き、条件を精査して買付証明書を提出した。
※物件を見ないで買付を入れることは絶対にしない。
しかし、買えなかった。一番手がとれても、価格の問題やライバルの動きなどによっては買えないこともある。実際、購入にあたって『 後出し 』の問題は良く起こる。
コモリンの1棟目への買い付けは一番手だったが、販売会社の中で「 一番手の融資がダメだったらしいから次いこう 」と社内の誰かが勘違いをした。そして、別の担当者のお客さんに順番が回ってしまった。
話が違うともめそうになったが、コモリンの方も知り合いに借金して資金を捻出しようとしていた事情もあり、無理をせず、向こうの顔を立て、逆に次は良い条件で物件を紹介してもらおうということで話が終わった。
お陰で2棟目の話が回ってきた。しかし、決済前にシロアリが発見されて、費用が若干上乗せされた。コモリンにとっては足が出てしまう金額になったので、資金に余裕がある人が購入することになった。
3棟目は、「 売主が買主を選びたい 」という条件が付いていて、欲しい人が全員、買付を出してから売主が買主を選ぶ方式だった。コモリンは選ばれなかった。
結果、チャレンジはするものの報われない展開が続き、コモリンの心が折れないか心配だったが、目は死んでいなかった。むしろ、不動産マーケットのスピードに乗り遅れないように必死になっているように思えた。
なんにせよ、次の物件を探さないといけない。一手目を指せば、次の戦略は固まる。
コモリンを大家にする! 絶対に目標を叶えさせる! 塾生が一丸となって、コモリンの一手目にふさわしい物件を再度探し始めたんじゃ!!
※健美家YouTubeでもこの2021年版詰将棋について話している動画を公開しているので、もっと掘り下げたい方は見ていただけると理解が深まると思うんじゃ!
次回に続く