東京都でいま人口の流入が加速的に増えているのが江東区だ。特に豊洲の埋立地にできたマンションに住む人を 『 キャナルシティ 』 と呼び、マスコミでも取り上げられることが多い。有明でも東京建物が高級高層マンションを開発し、09年 3月末に完成する。その横には住友不動産が開発に取り掛かった。埋め立てによって江東区の土地は拡大している。
中古市場を見据えれば、人口が多くなれば多くなるほど将来の需給関係から考え、築年数が経過したマンションでも資産価値が下がりにくくなる環境を生み出す。
うまく相場に乗れば資産価値は上昇する。人口増はウエルカムだ。
ただ、中古マンションの資産価値は、需給関係と立地が非常に重要な要素を占めているものの、それまでに住んでいた人の住まい方によってその価値は上にも下にもぶれが生じてくるのではないか。個別に取材した例を挙げると、まず、江東区の大島駅近辺の中古マンションで、専有面積 75㎡程度で 3LDK、売り出している価格帯は両方とも 3700万円台の物件を見比べた。築年数は共に 10年程度。しかし、部屋の中を見ると、これまでの住人の使い方が歴然としていた。
一方は、明らかに
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