J-REITがかなりの割安水域に達している。 2008年は投資口価格 ( 株価 ) の下落が進み、REIT初の破綻が出るなど市場創設以来の正念場を迎えた。 2009年はどうか。
「 投資先として有望だ 」 と答える専門家が多い。政府のJ-REITへの資金繰り支援策によってリファイナンス環境の改善が期待でき、信用リスクの高い銘柄がリファイナンスに成功すれば底入れ感も強くなるはずだ。株価そのものも非常に割安の水準にまで下がっている。株価の下落が急激に進んだことで、これまで怖くて手が出ない状態が続いたが、最近は、 「 買いたい 」 という投資家がかなり増えているようだ。 「 特に地方銀行や年金はREITを買いたくてウズウズしている 」 ( 複数の国内外大手証券 ) といった声が実際に聞かれる。既に、ここまで株価が下落したJ-REIT銘柄を買うために国内の金融機関や年金といった機関投資家らは、株主や預金者などへ本格的な投資再開が説明できる理論武装を始めている。
国内金融機関は決算期の都合上 3月末まで資金を動かしづらいことから、4月以降に本格的に投資してくるという見通しが強い。
米大手証券会社
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