J-REIT市場で懸念されていたリファイナンス ( 借り換え ) 危機が後退しつつあるようだ。日本レジデンシャル投資法人やプロスペクト・レジデンシャル投資法人、ケネディクス不動産投資法人が借り換えを相次いで発表した翌 2月 26日には東証REIT指数は前日の 720.96ポイントから 751.20と +4.2%上昇した。これは借り換えリスクのある銘柄の借り換え成功に市場がポジティブに反応した結果だとみられている。
プロスペクトは、あおぞら銀行から 35億円を 5月末までの期間で借り換える。そのローンスプレッドは、前回の借り換え時の 6%から 1.95%まで大幅に縮小することができた。前回プロスペクトが借り換えをした昨年 11月は、ニューシティ・レジデンス投資法人がJ-REIT初の破綻申請をした直後だったこともあり、極端に信用リスクプレミアムが上昇していた。
ケネディックス不動産は政策投資銀行から 3年の無担保ローン 10億円を、固定金利 2.04%、年率 4%の約定返済付きで調達したと発表した。マーケットは、ケネディクス不動産の借り換えについて、昨年 12月に発表された政府によるJ-REI
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