昨年のリーマンショックから1年が過ぎた。日本の不動産マーケット、特に分譲マンション市場においては、ようやく持ち直しの兆しが見られるといった報道が出るようになった。だが今後、本格的に日本の不動産市場が回復に向かうためには、海外マネーの商業用不動産に対する対日投資が欠かせない。
最近の海外投資家の動向について、英国に拠点を置いて中東マネーを運用する欧州の投資家や、年金資金を運用する機関投資家の動きが一部で見られるといった声を聞くようになった。欧州の長期投資家の日本への不動産投資を支援する建造キャピタルのレオナード・マイヤー社長兼CEOは、 「 長期投資家が東京の不動産に強い興味を示している 」 と話している。欧州系投資家の間では、東京の不動産でも地域やビル名、投資額といった具体的な話が出てくるようになったという。不動産投資サービスを手がけるDTZデベンハム・タイ・レオンの金子佳喜社長兼CEOも 「 欧州で日本をウオッチしている投資家が今年の春先ころから来ている 」 と語る。
だが、金子CEOは、 「 いまは欧州よりもアジア系の投資家の日本訪問が明らかに増えていると感じている 」 と述べる。特徴...
最近の海外投資家の動向について、英国に拠点を置いて中東マネーを運用する欧州の投資家や、年金資金を運用する機関投資家の動きが一部で見られるといった声を聞くようになった。欧州の長期投資家の日本への不動産投資を支援する建造キャピタルのレオナード・マイヤー社長兼CEOは、 「 長期投資家が東京の不動産に強い興味を示している 」 と話している。欧州系投資家の間では、東京の不動産でも地域やビル名、投資額といった具体的な話が出てくるようになったという。不動産投資サービスを手がけるDTZデベンハム・タイ・レオンの金子佳喜社長兼CEOも 「 欧州で日本をウオッチしている投資家が今年の春先ころから来ている 」 と語る。
だが、金子CEOは、 「 いまは欧州よりもアジア系の投資家の日本訪問が明らかに増えていると感じている 」 と述べる。特徴...
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