マンション業界も「環境」がキーワード、立地条件は依然として最優先事項 2010年がスタートした。2008年秋以降のリーマン・ショックにより、2009年は世界同時不況に見舞われ、日本もその直撃を受けた。経済環境や雇用問題など景気に大きく左右される不動産業界にもこれまでにない深刻な空気が漂った。ジョイント・コーポレーション、日本綜合地所、穴吹工務店といった大型破綻などはその象徴的な事象だった。
ただ、そうした中でもマンション販売現場がにぎわい出したのが不動産マーケットの特徴の一つだった。新規マンション発売が少ないため立地のいい中古物件も人気を集め、新築物件は3,000万円台を中心によく売れた。投資市場では、昨秋からJ-REITに公募増資が復活するなどの動きが出始めた。今年の不動産マーケットを2回にわたって展望してみる。
まず新築マンション市場は、いまが買い時だと判断した実需層が昨年に引き続きモデルルームににぎわいをもたらし、一次取得者向け物件の販売が好調に進むと見られている。首都圏 ( 東京・神奈川・千葉・埼玉 ) で言えば、3,000万円台の郊外物件に人気が集まると考えられる。この地域の販売...
ただ、そうした中でもマンション販売現場がにぎわい出したのが不動産マーケットの特徴の一つだった。新規マンション発売が少ないため立地のいい中古物件も人気を集め、新築物件は3,000万円台を中心によく売れた。投資市場では、昨秋からJ-REITに公募増資が復活するなどの動きが出始めた。今年の不動産マーケットを2回にわたって展望してみる。
まず新築マンション市場は、いまが買い時だと判断した実需層が昨年に引き続きモデルルームににぎわいをもたらし、一次取得者向け物件の販売が好調に進むと見られている。首都圏 ( 東京・神奈川・千葉・埼玉 ) で言えば、3,000万円台の郊外物件に人気が集まると考えられる。この地域の販売...
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる