大人になったら、住宅ローンを組んで夢のマイホーム。誰に遠慮する必要も無い、一国一城の主。憧れを手に出来るなら、往復 3時間の通勤時間も、定年を迎えて尚、払い続ける住宅ローンもなんのその、震える両手に実印を握り締め金銭消費貸借契約書に捺印する多くのサラリーマンが現実にいます。
当たり前だと思っていませんか?
何がって、( 新築の住宅を建てないと、ちゃんとした大人ではない ) と、
どこかで脅迫観念に怯えているのではないでしょうか。
物事の本質を見極めるには、現実を幾ら探っても何もわかりません。
むしろ、様々な現象を目の当たりにし不安になるのがオチ。
例えば、江戸時代。ちゃんとした大人が新築住宅を建てることは殆どありませんでした。もともと、農家は大家族が基本。通常は 3世代、多い所では、 4世代の身内が共に暮らしていたのです。では、災害や火事に遭遇し、住む家が無くなったら、どうしたと思います?江戸時代に火災保険なんかありませんし。
喰うや喰わずの生活、蓄えなんて無いのが普通です。
答えは、「 結( ゆい ) 」
村人が一丸となって、タダで建物を建て直していたのです。それから、農家の屋根は、茅葺 (
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