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執着せず、手放していく。不動産投資を続ける自由と卒業する自由

張田満さん_画像 張田満さん 第99話

2019/11/23 掲載

投資とは資産を増やしていく行為ですが、その先にある最終的な目的は、「 人生を豊かにする 」ということだと思います。豊かさ、といっても捉え方は人それぞれでしょう。

私が憧れる豊かなイメージ像は、過去や未来に起きた出来事や物質にこだわらない、目の前の出来事を楽しみ味わえている人。端的に言うと、「 執着しない。今を楽しんでいる 」という状態です。

「 執着から離れると、モノの本質をよく知ることができる 」-仏陀( ブッダ )-



■ 不動産投資を続ける自由も卒業する自由もある

そんな私ですので、日頃から「 執着せずに、手放していく 」ことを心がけています。( と言いつつ、手放せないことがまだまだいっぱいですが… )

私が理想とする不動産投資のゴールは「 アパート経営をしていない状態になること 」。不動産投資に依存しなくても豊かである状態、というイメージです。

参照:大家業のワナ!アパート経営4年目で気づいた大家の「 間違った思い込み 」

不動産投資の良し悪しの話ではありません。私も家賃収入は多い方が嬉しいですし、合理的なスキームだと思っています。実際、時間の自由がきかないサラリーマン時代の自分にとって、不動産投資は新たな収入源確保の方法としてベストな選択のひとつでした。

しかし、俯瞰して見れば、不動産投資も星の数ほどある稼ぎ方の選択肢のひとつにすぎません。独立した今、大家を続ける自由もあれば、卒業する自由もあるのです。

これは、不動産投資にチャレンジする当初から意識していました。美学というと大げさですが、自分は「 不動産投資で稼ぎ続ける 」ことに縛られず、つねに客観的、フラットな姿勢でありたいと思っています。

執着したくないのは、資格、権利、肩書等もそうです。有効活用してもしなくてもどっちでもいいというスタンスがイイように思います。

宅建主任者なのだから、不動産仲介をしなきゃ…
せっかく教員免許とったのだから先生にならなきゃ…
苦労してこの会社に入ったのだから、辞めるなんて…

このような執着心バリバリで、手に入れたものを優位だと思い込み、手放せなくなってしまうと、他の選択肢が見えにくくなります。私もサラリーマン時代、仕事にのめりこみ、気づけば自分自身を一カ所に縛りつけていました。

投資家だからといって、お金を増やすことばかりに執着し、人生を豊かにすることからズレていってしまっては本末転倒です。

「 苦しみは、欲望や執着から生まれるのだ。苦しみから解放されたければ、欲望や執着を断つことだ 」-釈迦-



■ 岸壁から海へ落とされる、岸壁から海へ飛び込む

今は自由気ままに暮らしている私ですが、サラリーマン時代はキャリアや肩書を積み上げるのに必死でした。人の何倍も頑張って、のし上がっていくことが人生の正解だと信じていました。人としての優しさや余裕を置き去りに、もっともっとと突き進もうとしていました。

見かねた妻はブレーキをかけようとしていたそうですが、私は「 120%全力で働かないでどうするんだ!今やらないでいつやるんだよ! 」と言い放ったそうです…。

なぜそうなってしまったのか? ひとつは、仕事に対する執着心です。自分の存在価値が、仕事の中にしか見いだせていなかったのだと思います。今振り返ると、とても狭い視野で限られた世界を生きていました。

そんな周囲の心配やアドバイスも届かなくなっていた自分に最終警告的にブレーキをかけたのは、交通事故と病気でした。ベットで病院の天井を眺めるうちに、仕事で積み上げてきたキャリアへの執着心がとけていきました。

すると、心と体の健康、万物への愛情、やさしい言葉、おもいやり、これらを意識するゆとりが生まれました。娘たちも心を開いてくれるようになりました。そうしてやっと、本来の人間らしい状態に戻れたのです。

マレーシアへ移住するという選択肢が見えたのも、こういった経験や想いをコラムやYouTubeなどで届けることができる未来も訪れたのも、あのとき、仕事やキャリアへの執着心を手放せたおかげです。

海に、落とされるのか? 自ら飛び込むのか? やっていることは似ていますが、その意味は全く違います。私は仕事への執着は、病気と事故によって、半強制的にとかれました。不動産投資は、外部からの圧力でなく、自らの意思で着地点を決めたいと思っています。



■ 2020年はフラットな目線でポートフォリオを再構築したい

1年半前にアルコールを卒業したのですが、これも、ビールへの執着心を手放す行為でした。サラリーマン時代は、ビールを開ける瞬間こそが「 仕事からの解放 」と「 自由時間の始まり 」の合図であり、プシュッ!という音が快感でした。

20年以上続いてきた習慣です。手放すのは大変そうと躊躇していましたが、飲みたいのをガマンするのではなくて、もう自分にはビールは必要ない、だから「 卒業 」しよう!とマインドセットすると、あっさりと習慣を変えられました。

毎日浴びるほど飲んでいたビールがゼロになるという極端な変わりように、妻も娘たちも友人たちも驚いています。ビールを飲まなくなった嬉しい見返りとして、1日4時間以上の有効に使える時間が手に入りました。

執着を手放したことで「 選択肢が増えて可能性が広がった 」のです。新たな時間を得たことで、自分自身がバージョンアップしていく未来を感じています。それと同時に、もっと早く執着を手放せばよかったなぁ、と反省もしています。



何度も書いていますが、アパートも今は所有しても売却してもどっちでもいいという感覚です。こんな心境に至れたのは、思い入れ深い一棟目を売却したからです。不動産投資への執着心のボトルネックになっていたのだと思います。

参照:「 思い出いっぱいの1棟目アパートを売却。利益を確定して次に欲しいもの 」

その一方で、不動産をこれまでと違う形で活用してみたいという気持ちも持っています。築古物件をカフェや撮影スタジオ、施術室、レンタルスペースなどに再生し、近隣住民から喜ばれるような、新たな人の流れを生み出す価値を創造していくことに関心があります。

テーマは、有形資産と無形資産を可視化して、自分なりのバランスを見つけることです。

優れた投資家は、世界の経済状況や有事に備えて、次なるステージ、異なる選択肢を常に準備しています。私も2020年からは優秀な投資家の方をイメージしながら、時間や価値の軽さ、流動性を意識しつつ、フラットな目線でポートフォリオを再構築していきます。

スター・ウォーズ 伝説のジェダイ・マスターであるヨーダは言った、
「 You must unlearn what you have learned 」-学び覚えたこと、思い込み、それらを手放しなさい-



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プロフィール

■ 張田ミツルさん

horiuchisan

□1972年、北海道生まれ
□5人家族(妻&三姉妹)、マレーシア在住

☆不動産投資を始めたきっかけは大家列伝に詳しく載っています
大家列伝【前編】
大家列伝【後編】

【 YouTube 3チャンネル OA中!】

・インベスター Japan
不動産投資家の本音に迫る! 専門チャンネル

・Malaysia Penang diary326
MYマレーシア暮らしリポート

・ハリー326
「Harry VLOG ハリーブログ」

・ツイッター:@MH_Minority
・ブログ:harry326
・Facebook:張田ミツル
・Instagram:mh.mitsuru

□不動産賃貸業
□講演家
□文筆家
□映像クリエーター

■ 経歴

□1990年
地元の高校を卒業後、メーカーに営業職として入社

転勤で東京勤務になった初日、駅の人出を見て「今日は祭りか」と思ったら普通の日でショックを受ける。
田舎に比べて生活自体にお金がかかる東京暮らしに疲れていたため、数年で再び札幌勤務となりホッとする。

□2002年(30才)
映像制作会社に転職、アシスタントディレクターとなる

□2007年
結婚

□2008年
7月:メニエール病になるが、約3週間でまあまあ回復  
8月:北海道の人気番組のディレクターとなる

□2009年
交通事故に遭ったのを機に不動産投資の勉強を開始

□2010年(37才)
8月:1棟目のアパート購入(2LDK×4)

□2011年
8月:2棟目のアパート購入(1LDK×1、2LDK×2、3LDK×2、テナント×1)


9月:3棟目のアパート購入(1K×10)


□2012年(39才)
2月:4棟目のアパート購入(1DK×8)
5月:5棟目の戸建て購入(6LDK)
6月:映像制作会社を退社
8月:自分の会社を立ち上げる
9月:6棟目の戸建て 購入(4LDK)

□2013年(40才)
2月:7棟目のアパート購入(2LDK×6)
7月:8棟目のアパート購入(2LDK×4)

□2014年(41才)
マレーシアへ移住

□2018年(45才)
札幌の大学(北海学園、札幌大学等)で講師を務める

新築RC物件・海外物件など含め、計100室を所有する

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