私が会社を辞めた本当の理由 その1

今回は資産形成の最初の核を作った神志自身のサラリーマン時代と、せっかく入社して20年近く勤めた会社をなぜきっぱりと辞めてしまったのかというお話をしてみたいと思います。

さて、大学四年生時に私の就職活動は3人の伯父からのアドバイスが大変参考になりました。3人の伯父はそれぞれ日本では知名度の高い商社・銀行・製造業に勤めていました。最初に商社と銀行に勤めていた伯父二人に就職相談に行ったところ、 「 この業界、見かけは華やかで給料も高いが、会社からの仕事のプレッシャーは大変強く、入社後体を壊す人も多くかなり大変だ。本音では勧められない 」 とアドバイスを受けました。
その反面、メーカーに勤めていた伯父は、当時バブルに踊ることなく日本の実体経済を支えているのは製造業で戦後の日本復興の基幹産業であることを教えてくれ、社風として社員を大変大切にしており、この会社に入れば留学もさせてくれるチャンスも高いということで熱心に勧めてくれました。当時クラスメイトの大半が人気絶頂の金融業界に就職する中、ひとり地味にメーカーに就職しました。

さて、入社した会社は創業100年以上の老舗で安定性と言う点では申し分ない会社で...