教育難民に両足を突っ込んでみて

昨年の秋に、より良い教育を求めて小学校入学直前の長男が初めてのお受験に挑戦、しかし結局は抽選で失敗。その後、知人から「 日本一楽しい小学校 」の話を聞き、実際に体験入学を試みた。

その学校はシュタイナーやモンテッソリー、サドベリーなど世界で認められている教育学の良いところを採用して、子供の知的好奇心や自己肯定力を高め最終的に子供の潜在能力を延ばす理想的な学校とのフレコミであり、大いに私達夫婦の興味をそそった。

子供を東大を頂点とする日本の管理教育や詰め込み教育の餌食にどうしてもしたくない。塾や予備校で教科書を丸暗記したものが勝者となる日本の受験戦争に参加させたくないとの思いから、私たちは、「 暗記ではなく、より考える教育 」「 答えを教えてもらうのではなく、回答のないものに自らが自発的に答えを導き出すことの出来る教育 」を探していた。

「 教育の本質とは何か 」を自身にも問いながら、歯車からの離脱を考える教育難民になっていた私達夫婦にとって、この学校との出会いは、なかなか衝撃的なものであった。また、実際に宿泊体験入学をしてみた長男も、とてもこの学校が気に入ったようだ。

ただし、一つだけ条件に合わな...