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物件は引き寄せるもの。自分だけの不動産エロ本を持て。

広田健太郎さん_画像 広田健太郎さん 第124話

2021/5/12 掲載

収益不動産を買いたい。そう思ってから、どれくらいの人が不動産を購入できるようになるのでしょうか。僕自身は初めての物件を購入してから、5年間は次の物件を購入できませんでした。それでよかったと思っています。

高い建物を建てたいならば、深く地下を掘る必要がある。高層ビルやマンションを建てる時の工事現場を見てると、最初は工事が始まっても一向に建物が見えてこないので、いつになったら工事が始まるんだと思うかもしれません。

でも、よく見るとそれはしっかりとした基礎を造るためにたくさんの杭を地下深く打ち込んでいるために時間がかかっているのです。さらには、地盤が悪く高層建築に適さないような場合は、地盤改良までしなければなりません。

一方で、1、2階建ての建物を造るならば、そこまで長期間の基礎工事は必要ありません。その代わりに短期間で造った基礎の上には、高くて重い建物は建ちません。

僕は、これは建築だけでなく仕事も人生も同じだと思います。しっかりとした高い建物を自分の人生で築きたいのなら、周りには見えなくてもまずは地下をしっかりと掘って、たくさんの杭を打つ必要があるはずです。

外観のカッコイイ建物を早く建てて周りから認められたい、SNSで評価されたいからと、たいした基礎工事をしないで建物を建てることを焦れば、それはどこかで行き詰まり、崩れていくものだと思います。

今、たくさん買えているように見える人でも、建物には無数のクラックが入っていて、崩れるのは時間の問題かもしれません。基礎もないのに更に上へと、高く建てようとしているのかもしれません。

上ばかり見ていると、足元のクラックが見えなくなります。すると、昨日まで平気だったと思っていた建物が、ある日突然、崩れてしまうということもあるでしょう。

誰にも認められなくても、自分で人生のプランを立てて、目標に向かって歯を食いしばりながら地下で努力できるかどうか。時間もお金もかけて、地盤改良と基礎工事をできるかどうか。

時間がかかってもしっかりとした基礎工事を終えれば、その後は世界一高いビルを建てることだって可能です。建築も不動産投資も人生も同じ。自分と周りの人の人生を見て、僕はそう考えています。

■ IMAGE IS EVERYTHING

どんな不動産がどれくらい欲しいのか、それによって基礎工事ともいえる準備期間は異なります。物件が買えなくても、周りと比べて失望も絶望もする必要はありません。目指している高みや場所は、人それぞれ違うのだと思えば良いのです。

基礎工事の杭打ちには、いくつかの大切なことがありますが、その中でも特に大切なのは以下の2つだと思います。

ひとつめは、「 IMAGE IS EVERYTHING 」であるということ。これは、どんな物件が欲しいのかをイメージするということです。

そして次に大切なのは、とにかくたくさんの杭を打つこと。スティーブ・ジョブズのコネクティング・ドットのように、何と何が結びつき実を結ぶのかは分からない。だから、多くの杭を打つのです。

次に、僕流の杭打ちのやり方をお教えします。

まず自分がどんな物件が欲しいのか、現実から考えずに理想をイメージします。いくつか方法がありますが、一番簡単な方法はネットで画像検索をすることです。

僕なら「 雑居ビル リノベ 」とか「 雑居ビル かっこいい 」とかでしょうか。それらの中から自分のイメージに合う気に入った画像をプリントしてノートや手帳に貼ります。そして毎日見るだけです。


マルコさんのノート

可能なら、ネット検索の前に自分の地元や旅先等を歩きます。そして、いいなと思った建物があったら写真を撮っておきます。あるいは、世界中のビルの写真集を購入して、その中で好きなものがあったら写真を撮ります。そうしたら、それをノートに貼って毎日見ます。

これだけやっていれば買えるようになるというわけではありませんが、まずは、初級編としてこの2つをやってみてください。最低1年間から3年間くらい続けていると結果が出るようになります。

スポーツやビジネスで「 ビジュアライゼーション 」という言葉があります。自分が望む現実をイメージすることはとても大切であり、そのイメージを頭の中だけでなく可視化することでイメージが現実化してくるのです。

見ているだけで興奮してくるほどの物件写真を集めて、自分だけの物件写真集を作ってみてください。そして、毎日眺めながらその物件を所有している自分をイメージしてみてください。

他人に見せて、「 スゴイ、ステキ、カッコイイ 」などと言ってもらう必要はありません。自分だけが興奮できれば良い、マニアックなエロ本のようなものです。興奮した毎日を過ごすことで少しずつ自分自身も自分の生きる世界も変わっていきます。

■ たくさんの杭を打て

この「 IMAGE IS EVERYHTING 」を見事に実現した方を紹介します。2年前に出会ったマルコさん( 30代前半・既婚 )というサラリーマンの方です。

最初は、「 不動産投資を始めたくて金銭的には準備が整ったのに、メンタルブロックもあり、どこにどんな物件を買って良いのか決まらない 」と話していました。そして、「 僕の話を聞いて何かのヒントを得たい 」といって、ツイッターで募集した僕の合宿に参加されたのです。

そのマルコさんから先日、嬉しいメールが届きました。念願の1棟目を取得したいう報告に、物件の写真が添えられていました。鉄骨2階建て、土地85u、建物49u、売出し価格が550万円のピラミッドのような物件です。



その時に僕は、「 1棟目からこんなレベルの高い物件を購入できるなんて! マルコさんは本気で頑張っていたからのこの結果だ! 本当に良かった! 」と思いました。

僕がレベルの高い物件と思ったのはなぜか。それは、この個性的な物件は万人向けではないかもしれませんが、一部の感性の高いマニアならヨダレを垂らして借りたがることが目に見えているからです。

万人向けでない分、貸し出すのには時間がかかるかもしれません。しかし、そこで弱気になって賃料を安くする必要はありません。むしろ、「 理解できる奴だけ借りればいい 」と割り切って賃料を高くするべきです。

安く貸し出せば、この物件の価値がわからない凡庸な借主に借りられて、建物の価値を下げられてしまうかもしれません。

「 1棟目からこんな物件は難しいのではないか 」と思う人もいるかもしれません。僕から言わせると、考え方が完全に逆です。こういう物件を持つから、自分が成長して人生が変わるのです。

こういう物件を持つことで、こういう物件に惹かれる、ある意味、普通とは違った借主との関係を築くことができます。そして、その交流を通じて自分の人生が変わっていくと思うのです。

僕の今までの不動産投資人生を振り返ってそう思います。反対に、お金だけを追うならば、どこにでもあるような、新しさや価格で選ぶ入居者が集まる物件を買ったり建てたりすれば良いと思います。

■ 物件は自分で引き寄せるもの

では、マルコさんはなぜこのような物件を引き寄せることができたのか。それは、マルコさんの仕入れと杭打ちのレベルが高かったからです。その証拠として、1年前にマルコさんからいただいていたメールを紹介します。

「 好きな写真・テンションの上がる写真を手帳に貼ることを意識するようになって、写真・映像の力を感じるようになり、GINZA SIXの最上階にある蔦屋書店に行くようになりました。

そして、普段なら絶対に買わないような写真集を6万円分購入しました。2時間かけて、ゆっくりと自分と対話しながら、好きな写真集をカートに入れました。人から見ると大した変化ではないかもしれませんが、自分の中では結構大きな変化でした。

『 世界の夢の本屋さんシリーズ 』も全部買いました。それを見て、世界のどこにもない独自性・独創性が溢れんばかりの美しい本屋さんを持ちたいという考えを持つようになりました 」。


まだ賃料収入がない中で、僕の合宿に参加したり高額な写真集を購入したりすることはかなりの覚悟がいると思います。しかし、結果として、ご本人が望んでいたように「 独自性・独創性があふれんばかり 」の1棟目の物件を購入することができました。

マルコさんのメールに、僕はこんな返事を返しました。

「 僕は3棟目のビル購入時に油田や金鉱脈を掘り当てた感覚を得ましたが、マルコさんもピラミッドの発掘作業を根気良く続け、黄金を発見してください。周辺にはまだまだ黄金が眠っていると思いますよ 」

実は僕はこのピラミッド物件は、他人に貸し出すよりも、マルコさんの本屋さんの舞台にするのが良いように思っています。この物件はマルコさんを高く遠く跳ばしてくれるような気がします。貸す物件は他にまた買えばいいですからね。

皆さんもだまされたと思って、自分だけのエロ本を作ってみてください。物件はある意味、探すものではなく引き寄せるものなのです。マルコさんのような成功のご報告を楽しみにお待ちしています。

プロフィール

■ 広田健太郎さん

hirotasan

不動産投資家
マレーシア・ペナン島在住

ツイッター
https://twitter.com/kentarohirota

ブログ
walk on the blue ocean.

■ 経歴

□1975年
群馬県高崎市に生まれる

□1997年
早稲田大学スポーツ科学部卒業(サッカー部所属)

□1998年
シンガポールプロサッカーリーグDIVISION1でプレイ

□1999年
個人事業主として「サファリレコード」創業

□2005年
結婚
父親のすすめで1棟目のビルを購入

□2008年
レコード店を閉め、父親の不動産会社へ入るも2カ月で退社

□2009年
宅建免許取得

□2017年 マレーシア・ペナン島に移住

□2018年
宅建免許返納

■ 所有物件

□2005年
11月:1棟目ビル購入(4テナント)20%

□2011年
3月:2棟目ビル購入3テナント、1住居(売却)⇒2019年10月再購入

□2012年
7月: 3棟目ビル購入(4テナント、1住居)26%
9月: 4棟目ビル購入(3テナント)28%
9月:中古戸建購入(売却済)

□2013年
3月: 5棟目ビル購入(売却済)
6月:区分マンション購入(売却済)
9月:自宅近くの中古戸建購入(売却済)
10月:土地購入⇒コインパーキング23台(売却済)
12月:中古戸建店舗購入(売却)⇒2019年10月再購入
12月:自宅隣の中古戸建購入 

□2014年
3月: 6棟目ビル購入(2テナント) 20%
7月: 7棟目ビル購入(売却済)
10月: 8棟目ビル購入(2テナント)32%

□2015年
3月:中古戸建店舗購入(売却済)
3月:土地購入⇒コインパーキング(35台)
6月:土地購入⇒コインパーキング(5台)
10月:転売用土地購入(売却済)
11月:自宅近くの中古戸建購入(売却済)

□2016年
3月:店舗購入
5月: 9棟目ビル購入(売却済)
8月:ロードサイド借地権付き店舗購入

□2017年
3月:10棟目ビル購入(4テナント)
8月:ロードサイド店舗購入(売却済)
10月:駅近ビジネスホテル隣の店舗購入(4テナント)
11月: 11棟目ビル購入(2テナント)

□2018年
8月:店舗購入(現金)
12月:ロードサイド店舗購入:1350万円(現金)

□2019年
2月:借地権付き店舗購入:70万円(現金)
3月:借地権付き店舗購入:200万円(現金)
4月:ロードサイド店舗購入(現金→購入後融資)
4月:上記隣地の店舗購入(現金→購入後融資)
6月:ラーメン店跡店舗購入:1600万円(現金)
6月:駐車場購入9台:1150万円(現金)
10月:中古戸建店舗再購入(現金)
10月:2棟目ビル再購入(融資)
11月:12棟目ビル購入2テナント(現金)
12月:駐車場購入3台 (現金)

□2020年
2月:13棟目ビル購入(3テナント、1住居)(融資)

□2021年
1月:2019年3月購入の借地権付き店舗の借地購入 180万円(現金)

2021年現在の家賃年収約6,900万円

月に5〜10日、一日に数時間働く狩猟型の生活を満喫している

不動産投資を始めるきっかけや初期の苦労については大家列伝(前編・後編)を参照ください。

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