年始めに、銀行に行って記帳をしました。毎月25万円を積み立てていたら残高が700万円を超えていました。それを見て、僕はあることを思い出しました。
僕は借入返済表をまとめているファイルに古い新聞の記事を挟んでいます。僕がレコード店を開業して少し経過した頃の2000年9月25日の日経新聞の切り抜きです。
当時は、お店にほとんど泊まって仕事をしていたので自宅にあまり帰っていませんでした。父母との会話も多くなかったと思いますが、それでも少しずつ商売が軌道に乗ってきた話をしたせいでしょうか、ある日、2階に上がる階段のところに日経新聞が1枚置いてありました。
ホテルニューオータニを開業した大谷米太郎( おおたに よねたろう )さんを「 裸一貫セルフメイドの男 」と紹介した記事でした。
- ― 大谷米太郎は「 私の履歴書 」の中で「 若い読者に言っておきたいことがある。それはたった今から、収入の1割を貯金したまえ、ということだ 」と述べている。「 カネは力なり 」。「 タネ銭哲学 」として評判になる独自の金銭観だ。
- ― タネ銭がないと事業は起こせないし、自分で苦労して作ったタネ銭でないと、事業は
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