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中途半端はNG-撤退を決意させたコインパーキング業者の言葉ー

広田健太郎さん_画像 第17話

■ 僕に撤退を決意させたコインパーキング業者の言葉

前のコラムで、コインパーキング業界の実態を知り、独自のサービスを展開することが困難なことから、撤退を考え始めたと書きました。今回は、その続きです。

決定的な会話がありました。僕のコインパーキングを借上げたいとオファーをくれた担当さんが、ある日、「 我々はコインパーキングしかやりませんから 」と言ったのです。

そうです。まさにそこなんです。 僕は、ビジネスをシンプルにしているつもりで、今までとは違うビジネスに手を出し、複雑にしようとしていたのです。

僕が不動産投資業界で独自のポジションを築けたのは誰もやりたがらないビル投資をやったからです。そして、ビルのことしか考えていない毎日をずっと過ごしてきたからです。

大手上場企業さんがコインパーキング一筋で勝負しているのに、ちょっと儲かったくらいで安定を求めて中途半端にコインパーキングなんか始めた僕。そして、こう思ったのです。

「 やめよう。今の駐車場は大手さんに任せよう。そして僕はビルに専念しよう 」

設備にお金は使わない。開発にお金をかけない。そういうものは大手企業に任せればよい。僕はあくまで中古ビルに専念する。誰かが建ててダメになったものを手に入れて蘇らせる・・・。

■ 大きな収穫は100円の大切さを学べたこと

しかし、それでもコインパーキングをやって良かったことは、100円を稼ぐことの大変さを痛感できたことです。

100円を稼ぐことは本当に大変でした。普段、ビル投資をしていると数十万円の家賃をいただいているのでお金の単位が麻痺してしまいます。

ある日、食事に行って1万円を払った後で、僕のコインパーキングに車を駐車していたので、そこで100円を払いました。その瞬間に恐怖を感じたのです。

「 あれ、さっき食事に1万円使ったけど、僕のコインパーキングは100円しか稼げないのか・・・」

いくら、僕が目指しているのは100万円のものを1人に売るというビジネススタイルとはいえ、100円の大切さを忘れてはいけないと感じさせられました。

■ 中途半端な気持ちでやるべきものではない

さて、結論として僕はコインパーキングは個人が中途半端にやるべきものではないと思います。

設備にお金を払っても、パソコンや携帯のように日進月歩で進化を続けている業界ではなく、しばらくすると時代に取り残されたまるで大きな化石を買ったかのような感覚に陥ると思います。

一度お金を払えば無料でアップデートをしてくれる今の時代とは全く違うのです。

レッドオーシャンの中にも隙間ありと確信して始めた僕ですが、戦う武器が石器や槍だけで、それ以上の武器が欲しければ自分で開発しなければいけないとなると戦えません。

しかし、僕のコラムを読んだだけで、やりたかったけれどやっぱりやめよう。というのももったいない話です。もしやろうと思ったなら失敗を覚悟でトライするのも経験です。

それをやったことで、思いもしなかったことが見えてきます。やらなかったら永遠に見えなかったものです。数百万を投資できずに数千万、数億円の利益を作る男にはなれません。

■ 失敗を積み重ねて独自の儲け方が完成する

長期的に考えれば大いに失敗し、そこからたくさん学ぶべきです。僕の恩師のサッカー元日本代表キャプテンの加藤久さんは20歳の頃の僕に言いました。

「 お前たちよりも、俺は何倍、何十倍もの失敗をしている 」

土地も違えば、やり方も変わります。僕の言っていることが全てではありません。ぜひトライしてみてください。いくら人の経験を聞いて、その経験談をコレクションしても1円にもなりません。

やってみてはじめて1円を稼ぐ、あるいは1円を失います。そこではじめて、頭脳と全身をフル回転してこの次はどうやろうかを考えます。その積み重ねで自分独自の儲け方が完成されるのではないでしょうか。

コインパーキング運営から僕は3年弱で撤退しましたが、逆にズルズルやらなかったことを自分ではとても評価しています。

あのまませっかくお金を投資してしまったからとやめないで粘って続けていたら、それはそれで色々なアイデアを考えて相応の結果を出せた自信はありますが、僕の人生の目的ではないことに対してエネルギーと時間を無駄使いしてしまっていたことになったと思います。

逆に思い切ってやめたからこそ、僕の人生でやりたい方向にまた一歩進めたのだと思っています。

■ マレーシアのコモドドラゴン

少し話は変わりますが、先日までマレーシアのランカウイ島にいました。その前は、健美家コラムの先輩の張田満さんと一緒に、マレーシアのコンド見学をしました。

特に気に入ったのは、張田さんの自宅の真上の部屋。他にもたくさんコンドがある中で、わざわざ同じコンド、しかも真上の部屋を借りるのも失礼だし、、と契約までは至りませんでした。

ランカウイでは、タンジュンルーリゾートという山の奥の高級リゾートに滞在していました。外に出るにはタクシーで往復1時間かける必要があり、ホテルから一歩も出てませんでした。

Wifiもリーディングルームという読書スペースでしか繋がらないために、ネットを利用していなかった20年前に戻った感じです。

朝起きたらプールで泳ぎ、疲れたらプールサイドでひたすら本を読み、食事をプールサイドで済ませ、ハッピーアワーにはカクテルを頼み、夜8時頃に暗くなるまでプールサイドにいる、毎日その繰り返しでした。

日本を出る前に、僕の好きなクレイジージャーニーというテレビ番組で、コモドドラゴン( 大トカゲ )が特集されていました。あまりの迫力に僕のやりたいことリストに「 子供たちとコモドドラゴンを見に行く 」を追加したばかりでした。

滞在中の夕方、タンジュンルーリゾートのプールサイドで読書をしていたら周りの人が騒いでいるので、何かと思ったら、コモドドラゴンよりは小さ目の、1m30センチほどのランカウイドラゴン( 勝手に命名 )がプールで泳いでいました。

「 なんでこんなところにいるんだ! 」

全く期待していなかったサプライズに、僕は死ぬほど興奮しました。写真を撮りたいと思った僕は、何人ものホテルスタッフに確認して、ドラゴンが出没する時間と場所をリサーチして、翌日朝から探しに行きました。

しかし、どこを探しても全く出会えず、諦めて朝食会場に向かったところ、、、目の前に、大きなランカウイドラゴンが突然現れたのです。さっきまでいなかったのに、本当に奇跡のようです。

■ やりたいことを書くと実現する

夢や欲しいもの、やりたいことを書くと実現するということをいつも実感していますが、今回も改めて実感しました。

ランカウイ滞在中に、これからの夢や目標を書きまくって新しいノートを1冊書き終えてしまいました。4日間で1冊書き終えたのは新記録です。現在64冊目に突入です。

コインパーキング事業そのものからは撤退しましたが、その土地を貸し出すことで、僕は何もしないで毎年2千万円という収入と、「 自由な時間 」を得ました。

ひとつのものを捨てた僕は、自分が今、新しいステージに向かっていることを実感しています。



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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 広田健太郎(ひろたけんたろう)さん

hirotasan

不動産投資家
マレーシア・ペナン島在住

ツイッター
https://twitter.com/kentarohirota

ブログ
walk on the blue ocean.

■ 経歴

□1975年
群馬県高崎市に生まれる

□1997年
早稲田大学スポーツ科学部卒業(サッカー部所属)

□1998年
シンガポールプロサッカーリーグDIVISION1でプレイ

□1999年
個人事業主として「サファリレコード」創業

□2005年
結婚
父親のすすめで1棟目のビルを購入

□2008年
レコード店を閉め、父親の不動産会社へ入るも2カ月で退社

□2009年
宅建免許取得

□2017年 マレーシア・ペナン島に移住

□2018年
宅建免許返納

■ 所有物件

□2005年
11月:商業ビル購入(4テナント)20%

□2011年
3月:商業ビル購入(3テナント、1住居)売却済

□2012年
7月:商業ビル購入(4テナント、1住居)26%
9月:商業ビル購入(3テナント)28%
9月:中古戸建購入(売却済)

□2013年
3月:商業ビル購入(売却済)
6月:区分マンション購入(売却済)
9月:自宅近くの中古戸建購入
10月:土地購入⇒コインパーキング(23台)
12月:中古戸建店舗購入(売却済)
12月:自宅隣の中古戸建購入

□2014年
3月:商業ビル購入(2テナント) 20%
7月:商業ビル購入(売却済)br /> 10月:商業ビル購入(2テナント)32%

□2015年
3月:中古戸建店舗購入(売却済)
3月:土地購入⇒コインパーキング(35台)
6月:土地購入⇒コインパーキング(5台)
10月:転売用土地購入(売却済)
11月:自宅近くの中古戸建購入

□2016年 4月:店舗購入
5月:牢屋ビル購入(売却済)
8月:店舗購入

□2017年
3月:全空ビル購入
8月:ロードサイド店舗購入
10月:駅近ビジネスホテル隣の店舗購入
10月:上記店舗向かいのビル購入

2018年現在の家賃年収約5,400万円

月に5〜10日、一日に数時間働く狩猟型の生活を満喫している

不動産投資を始めるきっかけや初期の苦労については大家列伝(前編・後編)を参照ください。

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