2月1日からペナンで生活をしていますが、既に日本とペナンを行ったり来たりで4往復しています。今は日本にいる時間は本当にあっという間に感じます。
日本にいる時間が限られているので、やっておきたいことがたくさんあり時間を本当に貴重に感じます。今までは日本にずっといたので時間はいくらでもあると思って油断があったのだと思います。
おそらく人生も同じで、人生がいつまでも続くと思って毎日真剣に生きられていないのかもしれません。ペナンと日本を行き来して人生の時間は限られていて、もっと真剣に生きなければと心から思います。
今は不動産投資でお金のことを心配しなくて良い毎日を得られましたが、せっかく神様から与えられた時間を無駄にただ生きているだけで消費したくないなと心から思います。
■ 異次元の利益を出した今期決算
6月は僕の会社の決算なので日本に戻って決算の準備をしています。4月末までの月次試算では、税引後の利益がもう完全に、僕の今までの当たり前の世界を突き抜け異次元に突入しています。
昨年はコインパーキング事業から撤退してその設備費の償却を一気に計上したり、解体や改修などをしてなんとか税率が一気に上がる手前の800万円以下にギリギリ収まったのですが、今年はもう無理です。
800万円どころかその倍以上の利益です。しかしこれはある意味で、僕が目指していたところでした。ですから喜ぶべきことです。
個人としても法人としても最高税率を超えてもうこれ以上、節税はできないところまで行ったら逆に気持ちよく税金を払える人間になりたいと思っていました。
ですので、今年はもう早々に税金をたっぷりと払おうと思っています。そして気持ち良くペナンに行こうと思っています。そう思ったのには3つ理由があります。
1.銀行の金利引き下げ
1つ目は先日メインバンクさんから金利の引下げをしていただいたことです。実は昨年の決算後に、僕の会社の格付けが1つ上がったと教えていただきました。「 もうあと1つしか上がれませんよ 」と。
最高位を前に今まであまりその実感がなかったのですが、今回たっぷりと体感しました。メインバンクさんへの借入は5本あります。
その平均金利が0.9%です。特に2013年に15年固定1.5%で借りた借入を今回固定は継続で0.772%にしていただきました。
「こんなに金利が下がるなら、税金をたくさん払って決算書をよくするのも悪くないな」と改めて思いました。あまりに嬉しくて金利引き下げの提案書をもらった日は、その紙を抱きしめて寝てしまったくらいです。
今回、年間の金利引き下げ額が約90万円でしたから仮に税金を数百万円多く払ったとしても、数年でそれを上回る引き下げをしていただいたことになります。
そしてそれだけでなく格付けが上がることで、次の融資もより良い条件でご対応いただけるのではないかと思いました。税金をきちんと払うことでより大きなプラスの流れに乗れると実感しました。
2.自分の世界を突き抜け異次元の世界を感じる
自分のレベルを上げたければ自分にとっての非日常を体感することだと思います。そしてそれを当たり前に感じられるようにすることだと思います。税金を1度思い切って支払ってしまって何が起こるか体感してみたいと思っています。
自分が怪我をしない程度のことばかりケチケチやっていないで、死なない限りは問題なしと考えて思い切って未知の領域に飛び込んでみようと覚悟を決めました。
どんなに何回頭で考えても体感しないとわからないことはたくさんあるわけです。お金を捨てるわけではなく、税金として世の中の役に立つわけですから思い切って今まで以上に支払ってみます。
3.社会貢献
僕の会社のルールはシンプルです。「 絶対に人を雇わない。常に黒字 」これを守るだけです。しかし人を雇わない、雇用を生まないということは会社として社会に存在する意義があるのでしょうか。
良いサービスを世の中に提供して、雇用を生み出し、税金を納める。これは理想ですが、僕一人で全部はできません。ですから、僕は雇用しない代わりにその分は多く税金を支払って社会に貢献しようと思っています。
僕らがあるのが当たり前だと思って使用している道路、信号、公園、警察、消防、救急車、子供達の小学校、中学校などはみんなで税金を出し合って成り立っているものだということをこの歳になってようやく実感します。
で、そういうものは気がついた人からたくさん今までの分を払えば良いわけで僕は頑張っていっぱい払う人間になりますよ。
こう書くと偽善者のようですが、自分は自分たちの祖父母、両親の世代のおかげでこうやって恵まれた環境で育つことができたわけですから自分も子供たちや孫たちの世代のためにそれをやることは当たり前のことですよね。
以上3つの理由で今期は過去最高額の納税をするつもりです。その後、僕がどう感じたか何が起こるかはまた後で報告します。
■ 収入がダブル・トリプルの世界で見えてくるもの
そして、今期の決算がまだ終わっていないのに、既に来期の決算まで見込みが出ています。現在の見込みではおそらく今期の倍。正直、今の僕の年収や会社の利益を倍にするのはそんなに簡単なことではないと思っていました。
昨年の今頃、加藤ひろゆきさんにご紹介いただいたジム・ワトソンさんから、「 あなたは次の誕生日を境に収入がダブル・トリプルになっていく 」と言われました。
その時は、「 僕の収入がいくらか知って言っているんですか 」と聞き返しそうになりました。僕にはあまりに現実的でなかったからです。
でも、ジム・ワトソンさんにとっては僕がそうなっているのが容易に想像できたのかもしれません。だから僕も頭の中でいつも「 ダブル・トリプル 」とイメージを開始しました。そうしたら、今年、来年の結果は見事にその通りになりました。
ダブル・トリプルの主な原因は売却が理由ですから、一時的なものかもしれません。でも先に述べた通り、一時的であってもそのレベルを体感すれば、そのレベルが当たり前になると思っています。
ダブル・トリプルの世界でどんな景色が見えるのかとても楽しみです。