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我慢力。「ロードサイドの虎」への第一歩。

広田健太郎さん_画像 第35話

前回のコラムでは「 外注力 」というテーマでお話をさせていただきました。今回は、もう最近は限界に近い僕の「 我慢 」についてお話します。

■ お金があっても苦しいなんて知らなかった

僕の必勝パターンは自分のエリアの物件をとにかく買うこと、これに尽きます。しかし、物件が出てこない今、本当に欲しいのかわからないそこそこの物件を買ってしまいそうになります。

7月にビルを売却して、現金がかなりあるせいもあります。多少オーバーな言い方をすると、最近の僕は「 買おう、いやダメだ 」を1日に何回も繰り返してばかりです。本当に発狂しそうなくらいに( 笑 )。

「 今、心から欲しいわけでもない物件に、お金を使うことで、いつかすぐに現金が欲しい時に悔しい思いをするのは誰だ? 自分じゃないか、そんなのはもうごめんだ。」

お金がなくて物件を買えないときはもう足をバタバタさせて子供のように悔しがりましたが、お金ができてもこんなに苦しくなるなんて、当時の僕は想像すらできませんでした。

こんなことなら、手元に現金を置いておかないで、まとめて借入の繰上げ返済をしようかとも考えますが、なぜか、この現金を手元に置いておくことが大富豪になるのに避けて通れない道のような気がするのです( 笑 )。

今の目標のひとつに、現在の借入残債に近い2.7億を現金で持っている状態になるというものがあるのですが、そうなったらどうなってしまうのでしょう。このまままではいけないと、セルフイメージを変える練習をしています。



■ 欲しいビル、そうでもないビル

さて、7月は3週間ペナンに滞在して、8月に日本へ戻ってきました。日本には2週間滞在して、またすぐにペナンに戻ります。

そんな中、立て続けに2つの魅力的な話がありました。一つ目は7月下旬に、日本からの朝一番で電話で知らされました。僕のビルのすぐ近くの貸店舗の大家さんが近いうちに物件を売却するかもしれないという情報でした。

「 その場合、広田さんは買う気がありますか 」と訊かれたので、「 ありがとうございます。もちろんです。すぐに帰国して、現金で決済したいくらい欲しいです 」と伝えました。

「 数日後に大家さんに会うのできいてみます 」とのこと。その間の数日間は、僕には永遠にも感じました。もしその物件が手にはいれば、僕のビルとの相乗効果がより一層高まります。

しかし、残念ながら大家さんが年末まで考えたいので待って欲しいという返事でした。4カ月は長いですが、「 我慢力 」を身につける良い機会です。

その他にも、気になる物件情報をいただきました。こちらは帰国してすぐ、成田から自宅に戻らず、ジム鈴木さんの愛車アルファロメオのオープンカーで途中の駅に迎えに来てもらい、物件視察に行ってきました。

サングラスをしているジムさんは、どう見ても中国からの成金投資家にしか見えません。周りからの熱い視線を感じながら、全部で7物件、夕方までお付き合いいただきました。

2つほど購入したい物件がありましたが、本当に欲しいのかと20〜30回自問自答したら確信が持てなくなったのでやめました。5〜10回程度の自問自答だったら買ってしまっていたと思います。



■ ロードサイドの店舗に2,000万円で買い付けを入れる

そして帰国翌日。朝からロードサイドの物件の情報がありました。こちらは、3,000万円の店舗物件に対して2,000万円で買付を出しました。

去年8月に200万円で小さなロードサイドの空店舗を購入してから、ちょうど1年が経過して、「 自分はロードサイドもいける。本格的にロードサイドに挑戦したい 」と考えていたタイミングでした。

今回の情報は、3年前にビルを購入した時の仲介業者さんからでした。最初は立地と土地の大きさ的に満額でも即買いだと思いました。交差点の角というのも魅力でした。

しかし、現地を見に行くと、土地の形が三角形だったり、建物の形が変だったり、建物の配置も敷地に対してなぜこんな変なところにという感じで、土地の大きさを半分くらいにしか感じられないとても残念な物件でした。

とはいえ、条件次第では購入もありかなとは思ったので、その足で業者さんのところへ行って話をしてきました。

業者さんに資料をもらって驚きました。評価額は土地、建物を合わせて2,500万円もあるのです。そのため、業者さんに、「 指値はいいけど、最低でも評価額くらいは欲しいですよね 」と言われてしまいました。

それでも、僕の基準では2,000万円がマックスです。それでなんとか利回り12.5%。迷いましたが、周辺の店舗も魅力的な店舗ばかりなのでチャレンジしたいと思い、2,000万円で買い付けを書いてきました。



「 ステーキけん 」の井戸実社長が書かれた『 ロードサイドのハイエナ 』という本を、僕が不動産業に参入して苦しんでいた2010年ごろに読んだことがあります。

あの頃に、いつかはロードサイドをやりたいと思っていましたが、そのタイミングがやっときたのかもしれません。

市場は以前書いたように、街中への出店を望む方が増えています。逆張りな僕としては今が郊外に出て行くタイミングでもあるのかもしれません。( 世間とこれだけタイミングがずれているのは偶然ではありません。42年間かけてゆっくりと時差をつけてきました。)

なお、「 日本にいる時間が2週間なので、その間に物件の売買まで終わりにできることが条件でご検討ください、また決済は現金ですぐにできます 」という2点をお願いしてきました。

元付業者さんの反応は悪くなかったので、売主様がどういう判断をされるかとても楽しみです。次回のコラムまでには結果が分かっているはずです。

■ その時に自分が面白いと思うことをやりたい

それにしても物件のこともお金のことも考えないようにしようと、ペナン島に移住したはずが、日本にいた時よりも物件にもお金にも夢中になっています。

いえ、夢中なんて言葉では軽すぎます。無我夢中、寝ても覚めてもな状態です。今年後半の僕の課題は、「 外注力 」と「 我慢力 」といえそうです。

僕は普段、「 不動産はお金を産むための仕組みでしかない 」「 不動産なんて別にそこまで好きではない 」などと自信たっぷりに、周りの近い人に暴言を吐いていましたが、それは間違いだったようです。

これほど不動産が欲しくてたまらない、相当な「 我慢力 」を使わなければ、どんどん買いたくなってしまうのですから、もう不動産に夢中であることを認めないわけにはいきません。

おそらく、誰も見向きもしないビルや店舗を再生することが好きなんだと思います。だから、再生後は興味がなくなって売ってしまう。そう考えると、今までの僕の行動の原因が全てクリアになります。

僕は、どんどん方針を変えます。そうやって成長してきました。これからも、自分の言葉や計画に縛られずに、その時その時に自分が面白いと思う方向に進んで行こうと思います。



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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 広田健太郎(ひろたけんたろう)さん

hirotasan

不動産投資家
マレーシア・ペナン島在住

ツイッター
https://twitter.com/kentarohirota

ブログ
walk on the blue ocean.

■ 経歴

□1975年
群馬県高崎市に生まれる

□1997年
早稲田大学スポーツ科学部卒業(サッカー部所属)

□1998年
シンガポールプロサッカーリーグDIVISION1でプレイ

□1999年
個人事業主として「サファリレコード」創業

□2005年
結婚
父親のすすめで1棟目のビルを購入

□2008年
レコード店を閉め、父親の不動産会社へ入るも2カ月で退社

□2009年
宅建免許取得

□2017年 マレーシア・ペナン島に移住

□2018年
宅建免許返納

■ 所有物件

□2005年
11月:商業ビル購入(4テナント)20%

□2011年
3月:商業ビル購入(3テナント、1住居)売却済

□2012年
7月:商業ビル購入(4テナント、1住居)26%
9月:商業ビル購入(3テナント)28%
9月:中古戸建購入(売却済)

□2013年
3月:商業ビル購入(売却済)
6月:区分マンション購入(売却済)
9月:自宅近くの中古戸建購入
10月:土地購入⇒コインパーキング(23台)
12月:中古戸建店舗購入(売却済)
12月:自宅隣の中古戸建購入

□2014年
3月:商業ビル購入(2テナント) 20%
7月:商業ビル購入(売却済)br /> 10月:商業ビル購入(2テナント)32%

□2015年
3月:中古戸建店舗購入(売却済)
3月:土地購入⇒コインパーキング(35台)
6月:土地購入⇒コインパーキング(5台)
10月:転売用土地購入(売却済)
11月:自宅近くの中古戸建購入

□2016年 4月:店舗購入
5月:牢屋ビル購入(売却済)
8月:店舗購入

□2017年
3月:全空ビル購入
8月:ロードサイド店舗購入
10月:駅近ビジネスホテル隣の店舗購入
10月:上記店舗向かいのビル購入

2018年現在の家賃年収約5,400万円

月に5〜10日、一日に数時間働く狩猟型の生活を満喫している

不動産投資を始めるきっかけや初期の苦労については大家列伝(前編・後編)を参照ください。

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