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財産をもっと早く増やす方法。無一文から財を成した物語。良い本との出合いは人の運命を変える。

広田健太郎さん_画像 第57話

今回は今も感想をいってもらえるほど好評だった第25話で書いたロバート・キヨサキの「 若くして豊かに引退する方法 」に続き、「 僕の運命を変えた本 」2冊目の紹介です。

幼い頃に両親をなくし無一文になった主人公が、レストランで働きながら、ロバを競り市で仕入れお金を稼ぐという商いに出会い、色々な試練を乗り越えて財を成し、周りの人を幸せにしていくというストーリーです。



題名は「 ホワンの物語 」といいます。この本は僕がまだ中古レコード店を経営していた2003年頃に購入しました。当時の僕は胸が高まり、心を奪われ、何度も読み返したものでした。

特に好きなのは、ロバを売る商売を拡大するために、レストランを辞めてロバの競り市を探す旅に出たところです。最初、主人公はなかなか思うようにならず、絶望するのですが、最終的にロバの繁殖業者を探し出します。

この部分は自分の経験と重なります。僕も初期の頃はアメリカのレコード店やレコード市で仕入れ、中期になるとレコードディーラーたちから直接仕入れるルートができ、さらにはレコード協会やラジオ局のDJというルートも作りました。

そして最後には、アーティスト達から直接仕入れ、そればかりかアーティストと独占契約を結び、世界中で僕のお店しか扱っていないレコードを作るようになったのです。もちろん、ホワンと同じように苦労もしました。

■「 社長のように成功したい 」という男の子に紹介した本

当時、レコード店で働いていた若いアルバイトの子に「 社長のように成功したいのですが、どんな本を読んだらいいですか? 」と質問されて、この本を紹介したことは1度や2度ではありません。

主人公のホワンは孫のアントニオに、たくさんの土地を残すと約束していましたが、ホワンの死後アントニオに残されていたのは1册のノートだけ。そこには「 私の最大の遺産を贈る。」と書いてありました。

悲しみをこらえ、アントニオはそのノートを読み進めていきます。そして「 おまえに土地を相続させたかった。しかし、それは単なる土地にすぎない 」という祖父のメッセージを最後には理解します。

この本を初めて読んだ20代の頃の自分は、「 お金、挑戦、成功 」という側面からこの本を読み解こうとしました。40代になった自分は同じ本から「 豊かさ 」というものを深く感じています。

店舗を若い人に安く貸してチャンスを与える。手に入れたお金を独り占めせずに他人のために使う。そうやって自己の世界しか考えられなかった自分から、いつのまにか利他の精神を身につけていた自分に驚きました。



■ 君の富を人にチャンスを与えるために使いなさい

20代の頃の自分は、「 こんな風に人のためにお金を使えたらすごいけど、今の自分には無理だ 」なんて思っていました。でも、今の僕のビル経営の哲学はここに書いてあることそのものです。

ロバを売ることから始めて、土地を買い、農夫にチャンスを与えたホワン。
レコードを売ることから始めて、ビルを買って、若い人にチャンスを与えている自分…。

本の中でこんなやり取りがあります。「 君の富を人にチャンスを与えるために使いなさい 」と言われたホワンは、「 誰しもそんなに気前よくしてしまったら破産してしまいますよ 」と答えました。ホワンならずともそう思うかもしれません。

そして、その後のホワンに対する「 驚くかもしれないけれど、そうすることで君の財産はもっと早く増えていくだろう 」という老人の返答は真理でしょう。ここ数年の僕に起きた説明不可能なすごい出来事は、まさにこれが要因だと思うのです。

「 良い本との出合いは、人の考えを変え、行動を変え、人生を変え、運命を変える 」。

この「 ホワンの物語 」と出合ってから15年。僕の運命を変えてくれた本ですし、このコラムを読んでいただいている皆様にも何かのヒントになるのではないかと確信して紹介させていただきました。

■ 子供たちへ遺したいのは不動産ではなく1冊のノート

話は変わりますが、「 ホワンの物語 」では、主人公のホワンは孫のアントニオに土地を残しませんでした。そして僕自身も、小さい頃から不動産会社の社長である父に「 遺産は遺さない 」と言われて育ちました。

初めて言われた時は小さかったので、ショックで泣いたことを覚えています。しかし、僕が24歳で起業したときには、起業するということは父の跡を継がないのだから、遺産を放棄するのは当然のことと覚悟していました。

好きなことをさせてもらうのだから、遺産をもらうどころか、両親の老後にはたくさんのお金を返していかなければならないと思っていました。

そして僕の子供たちにも「 おまえ達が大きくなるまでは何でもしてあげるし、色々なところに連れて行ってあげるけれど、そこからは自分の力で生きるんだよ 」といつも言っています。

僕は「 常に初代であれ 」という考え方ですから、当然僕の会社は残しません。他に選択肢があるとしたら、僕の会社を「 適正な 」値段で子供たちに買ってもらうことだと思います。

僕の1棟目のビルも父から「 もらった 」わけではありません。銀行から3,000万円の「 借入 」をして父から購入しています。

今は父がどんな気持ちで幼かった僕に「 遺産は遺さない 」と言ったのかよく分かります。僕も息子たちへの「 遺産 」は、課税されて半減し、いつの間にかなくなってしまうお金や土地ではなく、ノート1冊にしたいと思っています。「 無税 」ですし。



■ 今年の夏の予定

僕は1年半、家族はペナンに移住して1年が経ちます。妻も子供たちも慣れない海外生活をそれぞれが自分のペースでがんばり、自分のスタイルを少しずつ確立しています。

ペナンでの生活は、一生忘れない家族全員の素晴らしい思い出となると思います。これこそ、「 物ではなく体験を買う 」の最たるものです。僕がしてきた中でも最高の投資だと思っています。

もうすぐ子供たちが夏休みに入るため、家族4人で日本に帰国し、1カ月程滞在します。僕は毎朝4時起床&夜9時就寝でやりたいことを全部やろうと思っています。

マレーシアでは朝7時でも暗いので、早起きしても爽快感がなく、早起きはしていません。でも、日本の夏はやはり、早起きが気持ち良い。それだけ考えても、日本に帰ることが楽しみです。

今まで、日本の冬は暗くて寒いので、朝10時ごろ起きていました。「 朝日が昇ったら起きて、日が沈んだら寝る 」こんなスタイルで生きてきました。今度の日本では久しぶりにそんな毎日を過ごしたいと思っています。

それでは、素敵な夏を。



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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 広田健太郎(ひろたけんたろう)さん

hirotasan

不動産投資家
マレーシア・ペナン島在住

ツイッター
https://twitter.com/kentarohirota

ブログ
walk on the blue ocean.

■ 経歴

□1975年
群馬県高崎市に生まれる

□1997年
早稲田大学スポーツ科学部卒業(サッカー部所属)

□1998年
シンガポールプロサッカーリーグDIVISION1でプレイ

□1999年
個人事業主として「サファリレコード」創業

□2005年
結婚
父親のすすめで1棟目のビルを購入

□2008年
レコード店を閉め、父親の不動産会社へ入るも2カ月で退社

□2009年
宅建免許取得

□2017年 マレーシア・ペナン島に移住

□2018年
宅建免許返納

■ 所有物件

□2005年
11月:商業ビル購入(4テナント)20%

□2011年
3月:商業ビル購入(3テナント、1住居)売却済

□2012年
7月:商業ビル購入(4テナント、1住居)26%
9月:商業ビル購入(3テナント)28%
9月:中古戸建購入(売却済)

□2013年
3月:商業ビル購入(売却済)
6月:区分マンション購入(売却済)
9月:自宅近くの中古戸建購入
10月:土地購入⇒コインパーキング(23台)
12月:中古戸建店舗購入(売却済)
12月:自宅隣の中古戸建購入

□2014年
3月:商業ビル購入(2テナント) 20%
7月:商業ビル購入(売却済)br /> 10月:商業ビル購入(2テナント)32%

□2015年
3月:中古戸建店舗購入(売却済)
3月:土地購入⇒コインパーキング(35台)
6月:土地購入⇒コインパーキング(5台)
10月:転売用土地購入(売却済)
11月:自宅近くの中古戸建購入

□2016年 4月:店舗購入
5月:牢屋ビル購入(売却済)
8月:店舗購入

□2017年
3月:全空ビル購入
8月:ロードサイド店舗購入
10月:駅近ビジネスホテル隣の店舗購入
10月:上記店舗向かいのビル購入

2018年現在の家賃年収約5,400万円

月に5〜10日、一日に数時間働く狩猟型の生活を満喫している

不動産投資を始めるきっかけや初期の苦労については大家列伝(前編・後編)を参照ください。

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