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駐車場の売却。今の僕にできる息子への最高のお金の教育。マスター直伝の更地投資法。

広田健太郎さん_画像 第59話

楽しかった夏休みも終わりが近づいてきました。この夏は不動産を2つ買って1つ売りました。ノートが98冊目になりました。

そして今は新潟県の越後湯沢のリゾートマンションに久しぶりに来て、楽しかった夏を振り返りながら、9月からの人生とビジネスを考えています。

僕のこの夏の思い出は不動産投資抜きでは語れません。僕だけでなく全ての人が不動産投資をする最終的な目的は、自分と家族の幸せのためだと思います。

それ以外のことはお金や物件をどれほど持っていようと、幸せへの過程の一つでしかないと思います。今回は僕の幸せと不動産投資がリンクしたお話をさせてください。

■ 最高の出口だから魂を込めた土地を手放す

まずは、僕が一生所有するつもりでいたコインパーキングの土地を売却しました。過去のコラムでも書いた通り、この土地でコインパーキングを始めるまでに、僕は何年もの市場調査と研究を重ねて来ました。

オープンしてからも数字には現れない現場の様子を見るために、1日に何回も通いました。本当に僕の魂を込めた場所でした。


土地を購入した日は晴天でした

しかし、昨年の夏に、父が大変にお世話になっている方が街中でまとまった大きさの土地を探していることを知りました。父から「 お前の土地を売らないか 」と言われました。

最初は断りました。秋くらいにもう一度声が掛かり、その時には売却する意思を固めました。土地の購入者、その後の土地利用の方法、何よりそれで父の役に立てるのならば、僕にとってそれ以上の出口は存在しません。

そうして売却することになったコインパーキングですが、買主の方が指定した決済日が、偶然にも父の誕生日でした。父は今年2月に倒れて、いまも懸命にリハビリを続けている最中です。

当日はその父が、司法書士の先生、金融機関の方へ細かく気を配り、時には冗談をいうなどして場をなごませながら、最初から最後まで仲介業者として完璧に仕切ってくれました。

父を昔から知る買主の方が、取引の最後に「 広田さん、よくぞここまで回復しました 」とおっしゃいました。僕はこの半年間のことを思い出して、少し涙が出てしまいました。


売却した日は曇り空でした

■ 僕の中の不動産DNAが目覚めたきっかけ

これは僕の父の誕生日の午前中の出来事です。そしてこの日の午後、新しい不動産投資家の物語がはじまりました。主役は前回のコラムで紹介した更地です。

この120万円の底地&駐車場用地ですが、考えれば考えるほどデメリットが見あたりませんでした。しかし、年間28万円の賃料の物件のために今の自分が動く必要があるのか、ということだけが僕の心に引っかかっていました。

決済までの数日間、必死に考え続けて、僕は最高のアイデアを思いつきました。12歳の僕の長男にこの土地を買うチャンスを与えることにしたのです。

まず妻の了解を得てから長男を呼び、意思を確認しました。それから司法書士の先生に電話で法的な部分での確認と、必要書類を教えてもらい、買主を僕の会社から僕の長男に変更しました。

僕も小学生の頃に、不動産売買契約書に名前を書いたことがあります。僕の名義で土地を買っただけですが、名前を書くだけでとても緊張した記憶があります。

そして、その時に不動産会社の社長の長男として生まれた僕の中のDNAが目覚めたのだ思います。そんな僕の経験から、小さいうちに不動産を意識させることはいつか役に立つと思い、長男に不動産を買わせることにしました。

■ 12歳の不動産投資家

しかし、長男には買うだけでは終わらせません。物件購入の足りない資金は顧問税理士さんに確認の上で、僕と長男の間で融資額110万円、利息込みの返済額120万円を10年間で返済するという金銭消費賃貸契約を結びました。

1年12万円の返済ですから、1カ月1万円です。底地&月極駐車場から毎月16,000円の収入があるので、長男のもとには毎月6,000円が残る計算となります。

契約当日は長男も同席させました。購入後の物件管理、お金の管理も基本的に本人にさせます。今回の物件は底地と駐車場なのであまり手がかからず、地代の合計も年間20万円以下なので、確定申告も不要です。

初めての物件として、これ以上のものはないのではないかと思いました。


オーナーは12才

小6の長男は毎月600円のおこづかいを僕からもらっていました。これからは親からではなく、他人からですが、毎月16,000円ももらえるようになるのです。

僕への返済が毎月1万円あるとはいえ、本人からするとお金を一銭も用意することなく、いきなり自分の口座に毎月6,000円ずつ積み重なっていくことになります。

そのことを本人に伝えると、「 この世にそんな夢みたいなことがあるのか 」と興奮をしていました。

不動産投資家が銀行にお金を貸してもらい、お金を返しながらも自分の資産が増えていくという感覚を、僕の長男は小6の夏でリアルに味わうわけです。

■ いまの僕ができる最高の教育

甘やかしすぎかなとか、まだ早いかなとか、色々な思いはありますが、全てが彼の学びになると信じて、銀行の通帳も印鑑も本人に持たせることにしました。

僕は人生で初めて大金を手にした大学1年生の時に、パチンコなどで1カ月で100万円を使い切ってしまいました。( 現役で合格したら予備校の学費をあげると母に言われたのです)

その僕の息子ですから、必ずお金で失敗をすると思います。でも、失敗したしても110万円と本人が小さい頃から貯めたお年玉他の数十万円。勉強代としてはちょうど良い額だと思います。

契約の席では、売主の80歳を超えるおばあさまに買主が12歳ということに驚かれながらも、長男はしっかりとした字で買主欄に名前を書きました。

法定代理人として僕も名前を書いたのですが、僕の字の方が汚くて、長男に対しても周りの人に対しても本当に恥ずかしくて、これだけは参りました。

以前から息子には「 15歳になったら印鑑証明を取得できるので、その時に自分で会社を作って社長になってごらん 」と伝えていました。今回、3年ほど前倒ししたことになります。

僕は不動産会社の社長の息子に生まれながら、不動産を初めて購入したのが31歳でしたから、なんで父はもっと早く不動産を買うように言ってくれなかったのだと思っていました。

その一方で、自分で稼ぐ力を身につけないうちに不動産に稼いでもらうような人生にならなくて本当によかった、という気持ちも持っています。

そんな葛藤がありながらも、何があるか分からない人生で、僕の経験を息子に伝えられるチャンスが目の前に現れたのですから、避ける必要はないと思いました。

■ マスター直伝の更地投資法でデビュー

それにしても、初めての不動産投資が住居ではなく、ビルでも店舗でもなく、更地とは。2014年夏に僕と長男は北海道の加藤ひろゆきさんを訪ね、事務所近くの更地を見学しながら色々なお話をうかがいました。

まだ8歳だった長男は、加藤ひろゆきさんから手渡されたクローバーの種を無邪気に蒔いているようにしか見えませんでしたが、大人の会話を盗み聞きしていたのかもしれません( 笑 )。

だから、今回の話を長男に持ちかけた時に、「 パパ、危なくないね。僕やりたいです 」と即決できたのだと思います。

この日は、午前中に父の仲介で物件を売却し、午後には長男が初めて不動産を購入。しかも夜には家族全員で父の誕生日パーティーを行うことができました。

そして僕はまた、パーティでの父のスピーチに涙…。不動産投資のおかげで、僕も家族全員もこれ以上は望めないほどの幸せな、忘れられない1日を過ごせました。



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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 広田健太郎(ひろたけんたろう)さん

hirotasan

不動産投資家
マレーシア・ペナン島在住

ツイッター
https://twitter.com/kentarohirota

ブログ
walk on the blue ocean.

■ 経歴

□1975年
群馬県高崎市に生まれる

□1997年
早稲田大学スポーツ科学部卒業(サッカー部所属)

□1998年
シンガポールプロサッカーリーグDIVISION1でプレイ

□1999年
個人事業主として「サファリレコード」創業

□2005年
結婚
父親のすすめで1棟目のビルを購入

□2008年
レコード店を閉め、父親の不動産会社へ入るも2カ月で退社

□2009年
宅建免許取得

□2017年 マレーシア・ペナン島に移住

□2018年
宅建免許返納

■ 所有物件

□2005年
11月:商業ビル購入(4テナント)20%

□2011年
3月:商業ビル購入(3テナント、1住居)売却済

□2012年
7月:商業ビル購入(4テナント、1住居)26%
9月:商業ビル購入(3テナント)28%
9月:中古戸建購入(売却済)

□2013年
3月:商業ビル購入(売却済)
6月:区分マンション購入(売却済)
9月:自宅近くの中古戸建購入
10月:土地購入⇒コインパーキング(23台)
12月:中古戸建店舗購入(売却済)
12月:自宅隣の中古戸建購入

□2014年
3月:商業ビル購入(2テナント) 20%
7月:商業ビル購入(売却済)br /> 10月:商業ビル購入(2テナント)32%

□2015年
3月:中古戸建店舗購入(売却済)
3月:土地購入⇒コインパーキング(35台)
6月:土地購入⇒コインパーキング(5台)
10月:転売用土地購入(売却済)
11月:自宅近くの中古戸建購入

□2016年 4月:店舗購入
5月:牢屋ビル購入(売却済)
8月:店舗購入

□2017年
3月:全空ビル購入
8月:ロードサイド店舗購入
10月:駅近ビジネスホテル隣の店舗購入
10月:上記店舗向かいのビル購入

2018年現在の家賃年収約5,400万円

月に5〜10日、一日に数時間働く狩猟型の生活を満喫している

不動産投資を始めるきっかけや初期の苦労については大家列伝(前編・後編)を参照ください。

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