1990年以前は、不動産=資産でした。持っていれば家賃も上がるし、物件価格も右肩上がりでした。
「 戦後どの10年間をとってみても、不動産価格が倍以上にならなかった時はない 」
「 不動産は、必要な面積の倍を買う。10年以内に価格が倍以上になるから、値上がりした後で半分を売れば、残りの半分はタダで貰ったことになる 」
そんな風に言う人もいたほどです。
不動産価格は上昇するという前提ですから、金融機関の融資も付きやすく、経費も含めたオーバーローンを受けられることも珍しくありませんでした。既に不動産を持っている場合、ローンが残っていても、不動産があること自体がプラス評価になっていました。
しかし、バブル崩壊。その後のリーマンショックで、状況はさらに厳しくなりました。家賃は下がるし、物件の価値も下落の一途・・・。家賃だけではローンや諸経費を支払うことができず、オーナーは持ち出しに苦しむことに。売りたくても、資産価値は残存ローンに満たず、債務超過状態です。
区分所有マンションも同様です。土地の持ち分はあっても共有ですから、自分ではコントロールできず、実質的な価値はないも同然です。そのため、金融機関はほとん...
「 戦後どの10年間をとってみても、不動産価格が倍以上にならなかった時はない 」
「 不動産は、必要な面積の倍を買う。10年以内に価格が倍以上になるから、値上がりした後で半分を売れば、残りの半分はタダで貰ったことになる 」
そんな風に言う人もいたほどです。
不動産価格は上昇するという前提ですから、金融機関の融資も付きやすく、経費も含めたオーバーローンを受けられることも珍しくありませんでした。既に不動産を持っている場合、ローンが残っていても、不動産があること自体がプラス評価になっていました。
しかし、バブル崩壊。その後のリーマンショックで、状況はさらに厳しくなりました。家賃は下がるし、物件の価値も下落の一途・・・。家賃だけではローンや諸経費を支払うことができず、オーナーは持ち出しに苦しむことに。売りたくても、資産価値は残存ローンに満たず、債務超過状態です。
区分所有マンションも同様です。土地の持ち分はあっても共有ですから、自分ではコントロールできず、実質的な価値はないも同然です。そのため、金融機関はほとん...
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