不動産経営の世界で、まことしやかにささやかれている都市伝説があります。今回は、その中でも「 区分マンション 」に関する都市伝説を紹介しようと思います。
○ 都市伝説1
「 皆が買っているし、ずっと持っていてもなんとかなる 」
区分投資をしている人の多くは、「 こんなにたくさんの人が区分所有マンションを買っているんだから、将来的に価値がなくなるなんてことはないだろう 」と楽観的に考えている節があるようです。
しかし、区分所有マンションは、建替え・売却等にあたって、8割以上の所有者の合意が必要です。徐々に緩和されているとはいえ、少子高齢化・不景気・規制強化の中にあっては、8割以上の合意を取り付けるのは、大変です。
全国的にみても、成功例はほとんどありません。公団等、建蔽率・容積率に余裕があり、大きめの建物に建て替えられ、賃貸料・売却益増があれば可能性は高いかもしれませんが、それも絶対ではありません。
例外として、コンパクトシティ構想にマッチして、超都心で建蔽率・容積率等規制緩和があれば、可能性は出てきます。品川・大崎等では再開発が進んでおり、所有者の負担なしで大きめのマンションに建て替えられる実例が出...
○ 都市伝説1
「 皆が買っているし、ずっと持っていてもなんとかなる 」
区分投資をしている人の多くは、「 こんなにたくさんの人が区分所有マンションを買っているんだから、将来的に価値がなくなるなんてことはないだろう 」と楽観的に考えている節があるようです。
しかし、区分所有マンションは、建替え・売却等にあたって、8割以上の所有者の合意が必要です。徐々に緩和されているとはいえ、少子高齢化・不景気・規制強化の中にあっては、8割以上の合意を取り付けるのは、大変です。
全国的にみても、成功例はほとんどありません。公団等、建蔽率・容積率に余裕があり、大きめの建物に建て替えられ、賃貸料・売却益増があれば可能性は高いかもしれませんが、それも絶対ではありません。
例外として、コンパクトシティ構想にマッチして、超都心で建蔽率・容積率等規制緩和があれば、可能性は出てきます。品川・大崎等では再開発が進んでおり、所有者の負担なしで大きめのマンションに建て替えられる実例が出...
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