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融資承認がひっくり返る本当の理由とは?

まきまきさん_画像 まきまきさん 第26話 著者のプロフィールを見る

2010/10/25 掲載

みなさん、こんばんは。元銀行マンの “ まきまき ” です。
今日は、名古屋地区を地盤とする某大手珈琲チェーン店で執筆です。最近、私の住まいのすぐ目の前にできてしまい、困ったことに、厚切り小倉トーストがやめられません(笑)

さて、今日は最近あったお話で、自分も、この1月から実際にあった、 『 融資承認 』 が、ひっくりかえってしまったお話をしてみようと思います。時々聞きますね、こんなお話。最終的には、銀行からは理由も聞かされず、ただ 「 本部に掛け合ったのですが・・・ 」 といった返答で済まされていることが多いようですね。

みなさんからしてみれば、喜び勇んで階段を登ったところで、梯子を外されたような思いなのではないでしょうか。不動産業者にも話を進めてもらい、設計士に図面を書いてもらい、工務店には見積りと、スケジュール ( 工程 ) 表まで用意してもらって、
「 いまさら・・・ 」 といった感じでしょうか。

では、本当の理由はなんなのでしょうか?

理由はいろいろあるのですが、一番多いのはやはり、 「 実は、まだ承認が下りてなかった。 」 ということでしょう。

確かに、事前審査の段階で、申告していた内容 ( 審査申込書に記載した内容、たとえば自己資金や年収、既存の借入額など ) に著しく隔たりがあり、内容が虚偽だということになれば、当然、銀行は融資承認を取り消します。そして二度と相談にはのってくれないことでしょう。

しかし、先般の案件では、支店窓口で担当者が受付し 「 多分、大丈夫でしょう。 」 との返答だったようです。途中、いくつかの質問事項と追加書類の提出があり、その際も、審査の進捗状況を聞くと、大丈夫そうな雰囲気の対応だったとか。

ところが、最後の最後になって 「 うちでは取り上げできません。 」 との返答だったようです。しかも、理由は 「 本部に何度も掛け合ったのですが、どうしてもOKをもらえないんです。 」 では、最初の 「 大丈夫でしょう。 」 は何だったのでしょうか?

属性も良く、年収にも問題なし。勤務先も相応の上場企業で、年齢的にも申し分なし。
なのになぜ???

これは、私の推測でしかないのですが、おそらく申し込みの内容が、そもそも銀行のローンの規定に合致しなかったのだと思われます。私も何度かトライしてお断りを受けている銀行でした。しかし、ここ何年かで、多くの銀行は合併吸収を繰り返しています。

当然、合併前と後では、同じローンでも、担当者が気付かないうちに ( なんせ銀行では毎日膨大な量の通達が配信されてきますから。 ) 規定が変わっていることもあります。かといって異例扱いを認めることはできず、最後はお断りするしかない訳です。つまり、まだ本部の融資承認が出てなかったのです。

なかには、具体的に金額 ( 融資額 ) の提示を受けていながら、謝絶されたこともございました。通常、本部決裁前に、金額や期間、金利をお客様に提示することはありません。提示しただけで、大部分のお客様は、 『 期待=融資承認 』 と誤解してしまいますから。自分が現役時代は、もう少しコンプライアンスには注意したものですが・・・

しかし、決して現場の担当者が悪い訳ではありませんので、誤解しないでください。 担当者だって、謝絶したくて稟議書を書いている訳ではありません。もちろん、担当者の知識や能力の影響するところも大きいのですが、決裁権限が、支店長よりも本部あるいは保証会社にある今日、支店サイドでは如何ともしがたいことが多いのです。残念ながら。

したがってみなさんの方では、しっかりそのことを見極めなければならないのです。
本当に融資OKなのか?、担当者からは大丈夫そうと感じるが、本当はどのくらいの可能性でまだ審査中なのか?、実は本部との折衝で苦戦しているのか?どうかを。
困ったことに、なかなか見極めは難しいですが・・・

ただ、、毎度毎度、はっきりとOKが出るまでは 「 何も分からない 」 というのでは、みなさんも計画が立てられないのも事実です。なにせ、アパートローンの決裁が正式に下りるまでは、概ね3週間はみないといけませんから。その間、何も分からずただ待っている、と言うわけにはいかないでしょう。

でもご心配なく。
実は、聞き方ひとつで、十分状況の把握はできますのでご安心ください。

ではでは。

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プロフィール

■ まきまきさん

元地方銀行マン

現在、首都圏在住
某一級建築事務所 ( 工務店 ) 勤務
住宅・リフォーム営業

雪国生まれ雪国育ち
公立大学経済学部卒

某地方銀行に入行
東京地区、札幌地区、阪神地区の
支店を歴任、長年都会店舗での
法人渉外に従事。

地元店舗での、個人リテールも経験。
バブル時代の真っ只中に銀行入行、
バブル崩壊、金融不安と激動の時代を銀行で過ごす。

いつの頃からか、
今日の銀行の経営方針、体質、存在意義に疑問を感じ、自己の信じる銀行マンとしての使命との大きなギャップに悩み始め、金融不安後、長年勤務した銀行を退職する。

自分を見つめなおすため、生きること・働くことの意義を問い直すため、1ヶ月程度、 ( 英語もしゃべれないのに ) 単身NYに渡りバックパッカー生活。
帰国後、地元中小企業に一旦就職。
建築物のビルメン業務に従事。

業務のなかで、
建築知識の不足を痛感、
一念発起、建築事務所に転職。

現在修行中。

【 保有資格 】

  • 宅地建物取引主任者
  • 教職員免許
    ( 中学社会・高校社会・高校商業 )
  • 銀行業務検定
    ( 財務2級・法務2級その他・・・ )
  • FRC
    ( ファイナンシャル・リスク・コンサルタント )
  • AFP
    ( アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー )

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