宅建受験者の皆様、お疲れ様でした。受験勉強中は、やりたいことを我慢して頑張りましたよね。今年受験したワタシも9月くらいから追い込みで、誰とも会わずに引きこもり、自分と向き合ってきました。
試験を終えた現在は、家族と遊びに出かけたり、投資家の方と久々に交流できたりして、楽しいです。あと、半年間ほど宅建の過去問題を解いていた通勤時間でやることがなくなったせいか、通勤時間が苦痛になってきましたw
今回は、今年チャレンジした宅建の受験中に考えていたことなどを書きたいと思います。
久しぶりに釣りへ
■ 2022年の宅建試験結果
受験者数:226,048人
合格者数:38,525人
合格率:17%
合格点:36点
ワタシは38点☆で合格でした。ちなみに合格者の平均年齢は36.5歳で、合格者の職業別構成比の不動産業者は27.7%だそうです。不動産業者でない合格者が意外と多いのですね。
過去のデータを見てみると、受験者数は増えている中で合格率は15%~17%で設定されているので、試験は難しくなっていると思います。
一般財団法人 不動産適正取引推進機構より
https://www.retio.or.jp/exam/takken_shiken.html
■ 宅建について書かれている過去のコラムが参考になりました
実は今回、宅建の試験を受ける際に、過去に受験された先輩方のコラムやラジオを参考にしました。
〇実録!宅建試験 よしゆき的宅建合格法! 実際に使ってよかった教材、アプリ、模試はコレだ!
4年ほど前の渡辺よしゆきさんのコラムですが、シリーズものとなっており、細かく宅建について書かれていました。「一問一答のアプリがおすすめだよ」というのを見て、直前期には一問一答のアプリを取り入れて使用しました。
〇宅建資格のない人が「 必要ない 」って言うな。若い人は起業のチャレンジを!
大家のプーさんが今年の6月に書かれたコラムです。題名の通り、宅建の必要・不要論について書かれています。業者目線と大家目線を合わせたビジネス目線で宅建について書かれている記事は唯一無二ではないでしょうか?
宅建の受験を検討されている方は一度こちらのコラムを読んで、宅建をなぜ受験するのか? を整理することをおすすめします。目標が定まれば打ち込めると思います。
〇宅建の資格はあった方がいい?宅建にお得にスムーズに受かるために実践したこと
同じく横浜で活躍されているアカサカトモコさんのコラムです。今年の6月掲載されたコラムで、本腰が入らず、とりあえず勉強していた頃に読みました。こちらのコラムを読むと、スクールも良さそうです。( ワタシもスクール入れば良かったかな? )
不動産に関連のある業務だと資格手当出るからモチベーション上がって良いなーと思いながら読んでいました。
〇きょうへいラジオ#30~宅建合格(してるはずw)体験記~
きょうへいさんから、「 YouTubeのゆーき大学の教材が良いよ! 」と教えていただき、参考にさせていただきました。6月~8月まではゆーき大学で勉強をしました。きょうへいさんも今年、宅建を受験して合格されたそうです!
■ なぜ宅建を受けるのか?
有名な投資家の方の自己紹介文に「 宅建士 」と書いてあるのを見ると、「 やっぱり宅建を取得して一人前か? 」と思ったりしていました。実際、物件調査をするには、宅建業の実務の知識が役に立ちます。
ただし、最近は宅建士の資格取得をしているから物件が買えるようになるとか、物件調査が出来るようになるとは限らないと思っています。資格の有無に限らず、紹介を受けられるような人間関係を構築している人が買えています。
もちろん、「 将来的に絶対に業者になる。不動産屋をやる 」という意気込みがある方には必要な資格だと思います。ワタシも軽めに「 いずれ業者になる! 」と思ったことで今回、受験することを決めました。
■ 宅建をいつ受けるべきか?
宅建を活かせる仕事に就くのであれば、学生のうちに取得しておくのがおすすめです。また、不動産でFIREをしたのちに業者になって取得するのもいいと思います。
FIREしてできた時間で勉強に打ち込み、投資家から業者になるキャリアも良いのではないでしょうか。でも、なぜかあまりこのパターンは聞きません。
FIREできる状態まで規模を大きくできた方には不要なのかもしれません。周りを見てみると、ワタシのように勤め人をしながら宅建を受ける方が一番多いような気がします。
ただし、実際にやってみるときつかったです。通勤時間や帰宅後、週末などの時間をかき集めて勉強をするには、明確な目標が必要です。そうでないとモチベーションを保つのが難しいと思います。
今思えば、物件を買い始めて間もない頃、手元資金が薄く、買い進められない時に宅建を受験しておけば良かったなと思います。
今のワタシは、不動産の紹介が増えて買える物件も多くなっていますので、宅建の勉強に費やす時間がもったいなく感じることがありました。不動産の仕入れ活動や再生活動にも影響があったと感じます。
余談ですが、ワタシの父親は宅建業者をしていました。30年ほど前、ちょうど今のワタシの年齢くらいに仕事を辞めて、半年ほど無職の状態でスクールに通いながら宅建を勉強していましたw
旅行先でも宅建の問題集を持ち歩いていて、「 オレは勉強をしているんだぞ 」と自慢していたような気がしますw。当時のワタシは子供ながらに、「 そんなに難しい試験なのか! 」と思っていました。
話を戻します。実は仕事を辞めてから宅建を受験しても良いかなと思っていたのですが、体力、気力、老眼の懸念から、今年の受験となりました。早ければ40歳頃から老眼になると聞いて、勉強は早めに終わらせた方が良いと感じたのです。
■ 宅建を受ける事の弊害
先ほども少し触れましたが、宅建の勉強に時間をとられたことによる弊害もありました。
・物件再生が遅延
8月に入手していた2物件について、未だにリフォームが完成していません。手が回りませんでした。今月やっと完成しそうですが、試験がなければ終わっていたので、数カ月間の賃料を損失していると思います。
まだリフォーム中
まだリフォーム中
・物件の取得が遅れる
勉強モードになっていると業者さんへのレスポンスが落ちて、物件取得に影響が出ました。最低限の調査には行っていましたが、これがなければこの期間にもっと物件を購入できたと思います。
・夏休み半減
貴重な勤め人の夏休みを勉強に打ち込みました。感染症が流行っていたので海外旅行に行けなかったのは幸い(?)です。旅行をするために二足のわらじで働いているので、夏休みを満喫できなかったのはツラかったです。
・家族との時間
子供が一緒に遊んでくれる時間は有限です。貴重な子供たちと過ごす時間ですが、宅建の試験のために今年は犠牲にしました。
・目が悪くなった
年を取ったせいかもしれませんが、宅建の勉強を終えてから少し視力が悪くなった気がします。PCの画面や問題集を見すぎたせいでしょうか?
・投資家の方と遊べない
遊びと並行して勉強が出来ないタイプなので、引きこもりました。
・400時間の勉強時間
400時間というと、8時間勤務で50日働くのと同じです。そう考えると、約2カ月半サラリーマンが働く時間を費やしたとも考えられます。
時給2,000円でも80万円・・・
時給3,000円なら120万円・・・
受験勉強中は、このようなことを考えました。その分、働けたと考えると、勉強することによって「 100万円以上の弊害がある 」ように感じます。そうなると、ギリギリで落ちたり、何度も受験したりするのは損失が大きすぎます。
受けるなら一発合格しないと嫌だ。
結果的に、独学で勉強をして一発で合格できたのですが、色々な葛藤を抱えながらの受験でした。次回は、右往左往した6カ月間の宅建の勉強について書きたいと思います。