トップライトの大失敗

今回はボクが学生の頃、両親のために設計した家で大失敗したお話をします。建物の雨仕舞いで参考になると思います。

練馬の私鉄駅、徒歩4分の立地です。両親が住んでいるうちに、1階の端をワンルームに、10年程後に1階の中央を1LDKに、それから15年程後に両親が施設に引っ越した後に宮城県から来た姪、甥が2階に住むと同時に1階の残りを広いワンルームに改装して、徐々に1階に3室の貸間を作りました。

両親（ 今は母のみ ）の家計は、この3室の家賃で施設の費用をまかない、さらに年金もあるので毎月の収支はプラスです。たった1件の戸建てですが、賃貸向けに長年かけて改装し続けたおかけで、老後のキャッシュフローに心配がいらない状況になりました。

さらに姪は、大学生時代の家賃を節約でき、甥は東京に勤め始める最初の4年間の家賃を節約できました。東北の大震災時には姉家族全員がこちらにいて災難から逃れました。この不動産は我が家にとって本当にありがたい存在です。

さて、姪も大学を卒業、甥も彼女と一緒に住むようになり、2階が空くことに。そこで今度は2階をリフォームして貸すことにしました。これで家全体すべてを貸しに出すことになりま...