白く塗りつぶして色をアクセントで入れるというデザインを、前回のコラムでご紹介しました。木の質感や色を安易に使わずに、まったく無くしてしまう設計でした。今回は逆に、木を思い切り使ったデザインをご紹介します。もっとも素の木に近い丸太を使ったものです。
下はリフォーム前の、ある味噌蔵です。なんと江戸時代の物件です。丸太で柱梁を3階建てに組んで、床には竹を敷いています。築150年以上の物件です。
下はリフォーム後で、造り酒屋のゲストハウス、観光バスのお客さんを入れる施設に改造したものです。床をすべてはがし、屋根にトップライトをつくって、光に満ちた立体格子を見せたものです。床は土っぽい感じを出したいため、素焼きのタイルを張っています。( 竣工写真は住宅建築1991年1月号から )
下はトップライトに幕を張ったところです。モニターの映像に集中してもらうための仕掛けでしたが、ワイヤーで引っ張る仕組みが故障したり、ほこりが落ちたりで、使わなくなりました( 失敗! )。
建築で動く仕組みを作るのは難しく、故障しやすく、メインテナンスも必要なため、これ以降、私はあまりやらなくなりました。最近動く屋根の競技場などが...
下はリフォーム前の、ある味噌蔵です。なんと江戸時代の物件です。丸太で柱梁を3階建てに組んで、床には竹を敷いています。築150年以上の物件です。
下はリフォーム後で、造り酒屋のゲストハウス、観光バスのお客さんを入れる施設に改造したものです。床をすべてはがし、屋根にトップライトをつくって、光に満ちた立体格子を見せたものです。床は土っぽい感じを出したいため、素焼きのタイルを張っています。( 竣工写真は住宅建築1991年1月号から )
下はトップライトに幕を張ったところです。モニターの映像に集中してもらうための仕掛けでしたが、ワイヤーで引っ張る仕組みが故障したり、ほこりが落ちたりで、使わなくなりました( 失敗! )。
建築で動く仕組みを作るのは難しく、故障しやすく、メインテナンスも必要なため、これ以降、私はあまりやらなくなりました。最近動く屋根の競技場などが...
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