こんにちは、佐藤元春です。2006年から2008年にかけて起こったファンドバブルの頃の話を振り返ってみたいと思います。実はこのタイミングで、私は複数の物件を売却しました。自分の経験と直感力が試されたタイミングであったと思います。
■ 札幌にもファンドマネーが入ってきた
2006年以降、札幌にもファンドマネーが大量に投入され、物件価格は上昇していきました。不動産オーナーが仲介会社へ支払う広告料は2~3カ月でも多いと言われていたのに、その頃から5~6カ月もつく物件が現れ始めました。ファンドが購入した物件を優先的に客付けしてもらうために相当な広告料を積んでいたのです。
いわゆる「 プロ入居者 」のような人が、半年ごとに引っ越しを繰り返すような状況も生まれました。ファンドが開発する案件が竣工する度に「 満室 」であるとみせかけるため、プロ入居者を使っていたのです。
その当時は、「 入居してから3カ月を過ぎると広告料の返還は不要 」という条件が一般的だった為、不動産オーナーたちは無駄に広告料を払うという結果になっていました。「 短期解約違約金 」を設定している物件もありましたが、プロ入居者
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