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不景気と物価上昇で 「 賃貸住宅 」 はどうなる?

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第10話 著者のプロフィールを見る

2008/8/27 掲載

みなさんこんにちは。不動産コンサルタントの長嶋修です。
最近、世の中の雰囲気や状況が大きく変化しているのを、みなさんも感じていらっしゃることと思います。

内閣府は8月、月例経済報告の基調景気判断を 「 弱含み 」 とし、かつてのいざなぎ景気を超えて 56ヶ月続いた景気の回復期は、公式的にも転機を迎えました。ちなみに、「 弱含み 」 というのは政府発表特有の表現で、一般的な表現でわかりやすくいえば、景気は 「 後退局面に入った 」 いうことです。

もっともこれまでの景気回復期は、企業、それも主に大企業に恩恵があっただけで、雇用者の所得が上がったわけではありません。むしろ非正規雇用が増えて所得が二極化するなど、生活実感的には景気回復期なんていわれてもピンとこなかった人が多かったのではないでしょうか。

また、所得税の実質的な上昇や原油高、食料品高、電気やガス料金の上昇、年金負担率の上昇など、私たちの 「 生活コスト 」 はどんどん高騰。不景気のなかでのインフレ ( 物価上昇 ) という、いわばスタグフレーション的な様相を呈しています。

さて、入居者の生活コストの最も大きな割合を占める 「 家賃 」 を...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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