内輪話が好きな大家さん業界

2012年は住宅市場がこれまでになく大きな動きを見せた年でした。

新築持ち家一辺倒だった住宅市場について国交省から方針転換の意思が示されたのは2002年。そして2006年には、戦後から40年続いてきた「 新築建てよう法 」とでもいうべき「 住宅建設法 」が廃止となり、代わって「 住生活基本法 」がスタートしました。住宅の世界で憲法改正が起きたわけです。

ここからしばらく具体的な転換に向けての検討が行われ、この間、私も国交省のいろんな委員会などに参加していました。そして2011～2012年には「 不動産流通市場活性化フォーラム 」による提言、さらに「 中古住宅・リフォームトータルプラン 」が打ち出されます。

特に以下の提言や資料・議事録をまだお読みでない方は、不動産市場の課題について理解が進みますのでご一読をおすすめします。

※ 不動産流通市場活性化フォーラム
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk3_000042.html

さてそんな状況を受け「 新築の量を減らします 」とまでは流石に言えなかったものの、中古住宅・リフォーム...