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インフレと不動産と投資家

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第105話 著者のプロフィールを見る

2013/1/17 掲載

株価は大きく上げ、金価格も上昇しています。アベノミクスによるインフレ期待と懸念が入り混じった結果といえます。株価に連動する各種マネー紙誌の売れ行きも好調です。

不動産市場では、一部のマンションモデルルームが活況であることが確認されています。特に高額価格帯の物件については調子が良いようです。そのうちデータで事実を定量的に確認することができるでしょう。

さてこの文脈は、賃貸住宅にどのような影響を与えるでしょうか。インフレ期待に相続税強化の流れ、外資の不動産ファンド参入などが加わり、不動産市場にマネーが流れてくることは確実ですし、既にそういった現象は起きています。

高額マンションに加え、収益物件は当然に選好対象となるでしょう。RCの一棟もの、中古のワンルーム市場などは格好の投資対象となるのではないでしょうか。一方、地方のボロ物件などには影響はないと思います。

郊外の中古アパートなどは、本来的にはあまり影響はないはずですが「 不動産が上がる 」あるいは「 円の価値が下がる 」と強く予測された場合、なかば自己実現的に価格が上昇する可能性は、全くないとは言えません。

一方で、賃料にはしばらく下落圧力が働きま...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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