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金食いの短寿命マンションにしたのは誰?

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第107話 著者のプロフィールを見る

2013/2/13 掲載

RC一棟ものの収益物件を中古で買ったケースでは、運営後にかかる修繕費の見立てが甘いケースが多数見受けられます。なかにはほとんど想定していないケースもあったりして、悩ましいところです。

建物は、定期的に点検をして、早めに対処しているときに最もコストを抑えることができます。もちろんやりすぎは良くないのですが。このあたりは人間の体とおなじで、何か症状が見つかっても初期なら比較的容易に治るのと似ています。

タイル張りマンションでは、チラホラとタイルが剥がれ始めたころには、かなりの範囲・箇所に渡ってタイルが浮いている可能性が高くなります。画像1は、タイルをたたいて、浮いている箇所を特定しているところ。



いくつかのタイルが剥がれ落ちてきたので急遽、建物全体を点検することとなったのです。点検の結果、タイル全体の6パーセント程度が「 落下予備軍 」でした。

こうなった原因は新築当時の工事にやり方によるところも大きいのですが、築年数も相当程度経過していますので、定期点検を行っていればもっと早く気づけたはずです。万が一でもタイルが凶器にでもなってしまったら大変です。

画像2は共用の階段部分ですが、壁が水を吸って膨れ...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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