国土交通省が3月21日公表した平成25年地価公示は、全国平均( 全用途 )で前年比マイナス1.8%と、5年連続の前年割れとなりましたが、下落率は縮小。上昇地点は前回の546から2,008と大幅に増加するなど、地価の底入れが鮮明になりました。
このことといわゆる「 アベノミクス 」を混同する向きも多いのですが、地価公示は1月1日時点のものですから、実際にはほぼ無関係です。アベノミクス効果を確認できるのは来年の地価公示か、早くても今年9月後半に公表される基準地価ということになりそうです。
昨年11月14日、野田元首相の解散意思表明からアベノミクスで不動産バブル懸念が囁かれていますが、現在のところそれはまだ確認できません。確かにJ-REIT指数は25日、一時1,600を超えるなど大幅上昇しています。が、これまでが低すぎたともいえるのです。
マンション市場などはモデルルームがかつてより活況ちょっと上向いてきた、円安で海外マネー入りやすく引き合いがちらほら出ているなどの兆しはいくつかみられるものの、定量的にはまだそれほど確認できないのです。
アベノミクスの「 3本の矢 」のうち「 大胆な金融緩和 」は日...
このことといわゆる「 アベノミクス 」を混同する向きも多いのですが、地価公示は1月1日時点のものですから、実際にはほぼ無関係です。アベノミクス効果を確認できるのは来年の地価公示か、早くても今年9月後半に公表される基準地価ということになりそうです。
昨年11月14日、野田元首相の解散意思表明からアベノミクスで不動産バブル懸念が囁かれていますが、現在のところそれはまだ確認できません。確かにJ-REIT指数は25日、一時1,600を超えるなど大幅上昇しています。が、これまでが低すぎたともいえるのです。
マンション市場などはモデルルームがかつてより活況ちょっと上向いてきた、円安で海外マネー入りやすく引き合いがちらほら出ているなどの兆しはいくつかみられるものの、定量的にはまだそれほど確認できないのです。
アベノミクスの「 3本の矢 」のうち「 大胆な金融緩和 」は日...
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる