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購入後に瑕疵が発覚した中古アパート

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第115話 著者のプロフィールを見る

2013/6/13 掲載

アベノミクスによるインフレ予測から、個人の不動産投資市場が過熱の感があり、さくら事務所には、アパート系のトラブル相談が増加しています。

物件を紹介されてから購入の可否について意思表示をするまでのスピード感が求められる不動産仲介市場では、契約を急かせかされることが少なくありません。

中には、「 ホームインスペクション( 住宅診断 )を入れるなら売らない 」という売主もいるのだとか。
以下の画像の物件も、そんな売主さんから購入したものです。



引渡し後1週間で発覚した雨漏りの写真です。入居者からの通報があって初めて、買主はこの事実を知りました。

このアパートは「 瑕疵( かし )担保免責 」つまり「 建物に何か問題があっても売主は責任を持たない 」という条件で契約を締結したため、売主に調査費や補修費を請求するわけにもいきません。

このケースでは幸いにして、木部の腐食箇所が限定的でしたが、場合によってはかなり大きな費用がかかるところでした。

こちらの写真の物件は、床下で水漏れが発生しています。ユニットバス下の配水管から、少しずつ水漏れしていたのでした。




私なら、インスペクションを行なわずに契約をするようなこと...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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