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業者の癒着やバックマージンは禁止!既存住宅インスペクション・ガイドライン

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第116話 著者のプロフィールを見る

2013/6/28 掲載

国土交通省から「 既存住宅インスペクション・ガイドライン 」が公表されています。私はこのガイドラインの検討会に、委員として参画していました。

このガイドラインはかんたんにいえば「 ホームインスペクション( 住宅診断 )の基準を定めたもの 」で、ホームインスペクターの資質や、事業として行なう際の開示項目、検査の範囲や深さなどについて記載されています。

ガイドラインについて解説したいところはいくつかあるのですが、最大のポイントは、何といっても「 ホームインスペクションの第三者性 」が重要視されたこと。例えば「 リフォーム会社が自ら行うホームインスペクション 」に第三者性があるのかということです。

もともと、リフォームを行う前に事業者は、建物について下調べをします。このリフォーム前の「 事前調査 」を切り離し「 ホームインスペクション 」と称する場合、消費者に誤解を与える恐れがあります。

「 不動産会社が自ら行うホームインスペクション 」の場合、建物に何か問題が見つかったときに、不動産取引が壊れるのを恐れて事実を報告しないなど、いわばお手盛りになっていないか注意が必要です。

リフォーム会社・不動産会社...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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