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私が海外投資を促進する理由

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第129話 著者のプロフィールを見る

2013/12/19 掲載

日本はすでに「 新築過剰 」です。すでに800万戸近い空き家があり、今後もこのペースで新築を造り続けると、全国で40パーセント近い空き家が発生する可能性があります。

個人ベースで見れば「 どんなに空き家が多くても、ニーズの高い新築を造れば大丈夫だ 」という意見は正しいのです。しかし、市場全体で見れば新築を造ったぶんだけ、いえ、人口・世帯数減少局面ではそれ以上に空き家が発生するわけです。

この問題をどうするかということは、市場全体として避ける事のできない課題です。

ここには、経済学用語でいう典型的な「 合成の誤謬 」( ごうせいのごびゅう )があります。「 合成の誤謬 」とは「 個々が自己最適化するように動いたことが、必ずしも全体の利益になっていない 」ということです。個人と全体の最適解が異なってしまうわけです。「 自分だけうまく行っても、他でマイナスが出ているよね 」ということです。

もうひとつは、我が国の「 所得収支 」を増やすことが大切だと考えています。現在の日本は、原発が止まり、その代わりに大量の化石燃料を輸入していますが、この状況が続くと、日本はドンドン貧乏になります。

財務省の国際収支...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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