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古い家=価値がない家のはずがない~中古住宅評価の新しい評価の枠組み~

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第132話 著者のプロフィールを見る

2014/2/5 掲載

前回のコラムでお知らせした通り、現在国交省では「 中古住宅市場活性化ラウンドテーブル 」といった会合を主宰、不動産業界を取り巻く各プレイヤーが一同に介し、未来の住宅市場のあり方について、既成の枠にとらわれず議論を行うといった取り組みがなされています。

私は先日この会合に呼ばれ、不動産市場に関する提言を行ってきました。まずは「 中古住宅の金融機関による評価のスキームについて 」です。中古住宅に対して融資を行う場合、現在、金融機関は現地確認を行っておらず、図面だけの判断、あくまで机上の判断を行っています。

このとき建物については一律に、20年や25年でゼロとするのが一般的です。とりわけ投資用物件に関しては、12年でゼロなどというケースもあります。
こうした慣行を根本的にあらため、担保評価時にしっかりと現地の確認を行った上で融資額や金利・期間などの条件について判断しましょうということです。

とはいえ、金融機関はそうした担保評価機能を持っていません。そこで「 不動産鑑定士が第三者的に評価を行う 」のです。このとき課題になるのは「 不動産鑑定士は建物についてあまり詳しくない 」ということ。したがって、建...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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