前回のコラムでお知らせした通り、現在国交省では「 中古住宅市場活性化ラウンドテーブル 」といった会合を主宰、不動産業界を取り巻く各プレイヤーが一同に介し、未来の住宅市場のあり方について、既成の枠にとらわれず議論を行うといった取り組みがなされています。
私は先日この会合に呼ばれ、不動産市場に関する提言を行ってきました。まずは「 中古住宅の金融機関による評価のスキームについて 」です。中古住宅に対して融資を行う場合、現在、金融機関は現地確認を行っておらず、図面だけの判断、あくまで机上の判断を行っています。
このとき建物については一律に、20年や25年でゼロとするのが一般的です。とりわけ投資用物件に関しては、12年でゼロなどというケースもあります。
こうした慣行を根本的にあらため、担保評価時にしっかりと現地の確認を行った上で融資額や金利・期間などの条件について判断しましょうということです。
とはいえ、金融機関はそうした担保評価機能を持っていません。そこで「 不動産鑑定士が第三者的に評価を行う 」のです。このとき課題になるのは「 不動産鑑定士は建物についてあまり詳しくない 」ということ。したがって、建...
私は先日この会合に呼ばれ、不動産市場に関する提言を行ってきました。まずは「 中古住宅の金融機関による評価のスキームについて 」です。中古住宅に対して融資を行う場合、現在、金融機関は現地確認を行っておらず、図面だけの判断、あくまで机上の判断を行っています。
このとき建物については一律に、20年や25年でゼロとするのが一般的です。とりわけ投資用物件に関しては、12年でゼロなどというケースもあります。
こうした慣行を根本的にあらため、担保評価時にしっかりと現地の確認を行った上で融資額や金利・期間などの条件について判断しましょうということです。
とはいえ、金融機関はそうした担保評価機能を持っていません。そこで「 不動産鑑定士が第三者的に評価を行う 」のです。このとき課題になるのは「 不動産鑑定士は建物についてあまり詳しくない 」ということ。したがって、建...
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