空き家は社会悪

今年は５年に１回の、住宅土地統計調査が発表されます。５年前の調査で空き家はすでに７５６万戸でしたが、現在はすでに８００万戸を超えている可能性が高く、公表されたら話題になることでしょう。

「 消費者（ 空き家所有者、空き家利用意向者 ）アンケート 」（ 株式会社価値総合研究所 ）によれば、空き家のうち、売却や賃貸などを検討しているのは２４.０％に過ぎず、７１.０％の人は特に何もせず所有しているだけということがわかっています。

その中で、空き家を管理すらせず放置しているという人は１２.８％。これはある程度推測はしていたものの、やはり衝撃的です。その内訳は、一戸建てが７４.１％と大半で、立地は農山漁村地域や郊外より市街地や市街地周辺のほうが６０.３％と多くなっています。

人口・世帯数が減少する中で、空き家問題は今後ますます深刻化するのは明白です。原因について対策を打つ必要があるでしょう。

そこで「 空き家課税 」の採用を提案します。たとえば「 ３年以上空き家にしていた場合は課税される 」というもの。先述のアンケートにみられるような、空き家をただ放置しているだけの不作為を除外するのが目的です。

「３年」...