
「 美しい海のあるリゾート 」といったイメージが強いセブ島ですが、実際にはそれはセブの一部に過ぎず、中心部に行くとものすごい勢いで都市化が進行しています。
質の良いオフィス・ホテルが圧倒的に足りず、需要に追いつかない状態で、職人さんたちが3交代制、24時間体制で建設工事が行われている現場が随所に見られます。

ITパークという「 経済特区 」には欧米のコールセンターや金融業などが集まっており、日本の都市と変わりない光景が見られますが、そのすぐとなりにはまだバラックのような住宅が建っています。
こうしたところに住む人たちは、お金をため新しい住宅を買う夢を持っています。国の経済成長は年率6-7%とものすごい勢いですが、住宅が広く行き渡るにはもう少し時間がかかりそう。というのも、大卒の年収は20-30万円程度と日本の10分の1くらいなのに対し、住宅価格は最低でも300万円以上するからです。

ある程度お金がたまった人や世帯年収が高い家庭は、かつての日本の公団に似たシンプルな新築を買って、大人数で暮らしたりします。

日本の新築住宅同様のグレードのものもありますが、こちらは1,500万円以上。買えるのは一部の...
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる