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海外投資の大きなリスク「慣行の違い」に要注意!

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第136話 著者のプロフィールを見る

2014/4/8 掲載

■ 地域を愛する「 ダンナ 」の存在が街の発展を左右する

以前のコラムでご紹介した、セブローターリークラブ前会長のトニーさんですが、彼の地域に対する想いと具体的な貢献に、地方分権のひとつのあり方を見て、感激して帰ってきました。


右から2番目がトニーさん。しゃべらないと日本人ぽい

日本でもかつては「 中央集権から脱却し、地方分権へ 」といった議論がありましたが、アベノミクスの文脈の中ではとにかく今は経済再生が優先され、最近あまり聞かれなくなってしまいました。

そもそも、地方分権を進めるといっても課題はたくさんあります。まずはなんといっても「 雇用 」。地方にいても仕事がなければ生活できません。この点についてトニーさんは、地元にリゾートホテルを造ることで、大きな雇用を生み出しています。

従業員へは、その給与をできるだけ貯蓄するよう奨励、彼らがマイホームを購入するとなったら、30パーセント程度の頭金の大部分を、トニーさんが出してあげます。

経済発展途上の北部で従業員が買ったその不動産価格は、値下がりせず徐々に上昇。こうして、経済のフローとストックの流れがひとつ成立します。今後は、オーガニック食材を生産す...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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