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土地神話は続かない~日本と海外でこんなに違う土地と建物の価値比率~

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第137話 著者のプロフィールを見る

2014/4/29 掲載

スイスのバーゼル市、ドイツのフライブルグ市などに行ってきました。都市計画や住宅政策、再生可能エネルギーの取り組みなどを学ぶため。


バーゼル市の中心部

どちらもコンパクトシティのお手本のような街ですが、そこかしこにこうしたカフェがあるのが気に入ってます。街のにぎわいを醸成する仕掛けですね。


ドイツ・フライブルグ市

街のコンパクト化の仕掛けとしては、路面電車が中心部を縦横無尽に走っているのもポイント。個別に自動車を所有すると渋滞を引き起こしますし、なにより全体としてのエネルギー効率がよくありません。

ドイツの都市計画には、自治体が定める土地利用計画としての「 Fプラン 」と、地区に関して建築規制や公共施設の配置などを定める「 Bプラン 」の2段階あるのですが、Bプランでは敷地内の建築線( 建物を建てるライン )までバッチリ決められていたりします。だから街並みのラインが綺麗に揃います。



いうまでもなく、古い建物を長く大事に使っているのも日本と違うところ。資産価値としても、土地そのものより建物の価値のほうがはるかに高いのです。

日本の住宅・宅地資産は現在、約1,026兆円あります。内訳は土地686兆円に対し...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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