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セブ島から帰ってきました

長嶋修さん_画像 第139話

セブ島から帰ってきました。



一般にセブ島といえば、画像のような「 リゾート 」のイメージが強いのですが、実はそれはセブの一部分に過ぎず、思いのほか都市化しています。フィリピンの経済成長は年6-7%ですが、セブデイリーニュースによればセブ都市圏の経済成長率は10%程度の伸びを示しています。訪れるたびに、日本では決して感じることのできない熱気がムンムンです。



ショッピングモールにいくと、あふれるほどの人で賑わっています。セブの人たちは消費性向が高い傾向にあり、月2回の給料日直後などは特に買い物客でごった返します。



あるフロアでは、不動産と高級自動車が同時に売られていたりします。ただし現地の平均的な人達にはまだ高嶺の花。大学新卒の給料( 年収 )が20-30万円程度であるのに対し、自動車は関税の関係から日本で売られているよりもやや高く、不動産は最低でも300万円台から。

経済成長の伸びに従い、法定の最低賃金は徐々に引き上げられていますが、現時点ではむしろ富裕層と中間層との格差が拡大しているようです。お金持ちは高級自動車を20台位持っていたりします。

そうしたお金持ちが住むのが「 高台 」。山の手には、日本でもめったに見られないような広大な豪邸が点在しています。私が企画に携わったコンドミニアムホテルはこの高台に建設中です。



セブ経済はもうしばらくの間、海外マネーによって雇用が生まれ、経済が潤い・・・といった局面。やがて給与所得がもっと上昇し、内需経済のボリュームが高まったころが、かつての日本でいう1970年代のような、本格的な経済成長の始まりといったところでしょう。



街を歩けばこうした建設現場があちこちにありますが、隣にはまだバラックが建っていたり、かつての日本の公団のようなマンションが建っていたりと、新旧が交錯しているタイミングです。

こうした熱気は、いくら文字や画像で説明しても伝わるものではありません。機会があればぜひ一度、セブ島を訪れてみてください。ある程度リサーチしてから訪れたものの、私も最初に訪れた時は、価値観が転換するほどの衝撃でした。

ところで私はそもそも、セブ島には何の思い入れもありませんでした。およそ1年をかけて世界中をリサーチした結果、これから当面はフィリピン、わけてもセブ島が投資先としてはベストだろうとの仮説を立て、わりと冷静に乗り込んだのです。

ところが現地に行くと人は優しいし、日本好きな人が多いしと、すっかりセブを愛してしまっています。こういう人間があちらで事業に携わるのは悪くないでしょう。経済・人的交流先としても、セブ島と日本の親和性は非常に高いのです。

かつての日本。江戸時代まではそれぞれの藩が「 国 」のような位置づけでした。そう遠くない将来に海外も、ネットや交通の発達、意識の変化によって、現在の都道府県程度の認識になっていくのではないでしょうか。

※ おまけ


ショッピングモールで英語の先生たちとバッタリ


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プロフィール

■ 長嶋 修さん

長嶋 修さん

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

長嶋修さんのブログ

不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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