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資本主義経済始まって以来の危機 その1

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第14話 著者のプロフィールを見る

2008/10/22 掲載

いま私たちが直面しているのは、かつての日本の1990年代におけるバブル崩壊や、1929年からの世界恐慌などというレベルをはるかに超えた、空前絶後の経済危機です。 「 市場原理主義 」 「 金融工学 」 の帰結は 「 カジノ経済 」 でした。私たちはいま、世界的な経済・政治のあり方や枠組みを、根本的に見直す必要に迫られています。構造改革、パラダイム転換は日本のみならず、世界に必要だったのです。

リーマンブラザース破綻からわずか一週間の間に、米投資銀行がすべて消滅、さらにわずか数週間で日米欧はじめとする世界同時株価大幅下落など、めまぐるしく変化する世界情勢。また株式も債券も原油も金も、ありとあらゆる投資商品が一斉に下落。バブル分の崩落と不安心理からの売りが重なった結果です。さらに資本主義経済の根幹である 「 信用 」 が根本的に崩れ、証券化やデリバティブ、レバレッジによりどこに時限爆弾が埋まっているかわからず、とめどなく収縮し続けています。

震源地のアメリカでは、75兆円規模の金融安定化法案がやっとのことで成立したものの、市場の信頼感、安心感を醸成するには到底及びませんでした。債権の買取額...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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