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築15年超物件を買う前に注意したいこと

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第142話 著者のプロフィールを見る

2014/7/3 掲載

建物にとって「 築15年 」というのは、ひとつの節目。屋根や外装もひと通りやりかえる時期ですし、内装もそれなりに陳腐化します。また、地盤沈下や建物のゆがみなど、何らかの不具合がこの段階で発見されなければ、( 劣化による症状を除けば )この後も概ね問題ない建物であると判断できる目安にもなります。

今回は、築15年を超えた建物についての、さくら事務所のホームインスペクション( 住宅診断 )実例をご紹介します。



この調査物件は築後約15年が経過しており、外壁全体にひび割れ箇所が多数見受けられました。あくまでも表面的な劣化と思われますが、そろそろやり替え時期です。



基礎立ち上がり部分に写真の様に苔の発生している箇所が。基礎コンクリートが土中の水分を含んでいることが考えられます。



まずいのはココ。換気口と地面の高さが同じであるため、雨が降るたびに床下に水が入ります。砂利をどかして早急に改善したいところです。幸い、砂利を入れてまだ間もないため、床下に大きな課題はみられませんでした。

バルコニー腰壁部分にひび割れが発生しており、下方の目地が水分を含んでいる状態です。軒裏の内部へ水漏れが通じていることが考えられ...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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