アベノミクス第1、第2の矢は一定程度株価を押し上げ、第3の矢である成長戦略の効果が期待されるところですが、今のところ目に見える成果が上がっているのは「 観光 」くらいのものでしょう。
JNTO( 日本政府観光局 )によれば、2014年の訪日外客数は前年比29.4%増の1,341万4,000人と過去最高を更新。訪問者は韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシアなどアジア諸国が上位を占めます。
ビザ要件の緩和や消費税免税制度拡充、アジア経済の成長による需要増大、羽田空港の国際線増便、さらに昨今の円安は訪日の敷居を大幅に下げているようです。
こうしたいわゆる「 交流人口 」が増加すれば人口減少による経済縮小を相当程度補うことができます。観光庁によれば、昨年訪日した外国人1人あたりの消費額は約13万6,693円。全体では1兆8,000億円あまりの消費ということになります。
第一生命経済研究所の永浜氏によれば、訪日外国人が日本経済を押し上げる効果は消費額ベースで2.1兆円、GDPベースで2.7兆円。観光の力が対人口比でフランスの半分程度になれば、外国人消費は13兆円規模とGDPを15兆円程度...
JNTO( 日本政府観光局 )によれば、2014年の訪日外客数は前年比29.4%増の1,341万4,000人と過去最高を更新。訪問者は韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシアなどアジア諸国が上位を占めます。
ビザ要件の緩和や消費税免税制度拡充、アジア経済の成長による需要増大、羽田空港の国際線増便、さらに昨今の円安は訪日の敷居を大幅に下げているようです。
こうしたいわゆる「 交流人口 」が増加すれば人口減少による経済縮小を相当程度補うことができます。観光庁によれば、昨年訪日した外国人1人あたりの消費額は約13万6,693円。全体では1兆8,000億円あまりの消費ということになります。
第一生命経済研究所の永浜氏によれば、訪日外国人が日本経済を押し上げる効果は消費額ベースで2.1兆円、GDPベースで2.7兆円。観光の力が対人口比でフランスの半分程度になれば、外国人消費は13兆円規模とGDPを15兆円程度...
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