みなさんこんにちは。不動産コンサルタントの長嶋修です。
さてこれから何回かに分けて、主に住宅市場 ( 持ち家 ) 市場についてお話します。
実は不動産投資市場と持ち家市場は非常に密接な関係があり、特に個人の不動産投資の世界は持ち家市場に大きく左右されているのです。持ち家市場を知ることで、あなたの視野が大きく広がることでしょう。
2008年半ばから、不動産市場は厳冬期に突入しました。 07年度末からの、国内金融機関の不動産融資引き締め、そしてリーマンブラザースの破綻に象徴される外資の撤退で、不動産市場からマネーが大きく減少しているのは、皆さんご存知のとおりです。新価格、新々価格などといわれ、急激な価格上昇を始めた 05年から 3割程度上昇してきた新築マンション価格は、 07年度初頭から販売不調でしたが、金融不安が売れ行き不振にさらに拍車をかけたのです。
さらにスルガコーポレーション、ゼファー、アーバンコーポレイション、セボン、創建ホームズなど不動産業の大型倒産が相次ぎ、宮崎県の志田組、北海道の北野組、石川県の真柄建設など、工事を請け負っていた中堅ゼネコンが次々と倒産。なかでも増収増益を続け
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