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大荒れの市場と東京・神奈川のアパートで起きている現象

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第171話 著者のプロフィールを見る

2016/2/17 掲載

原油安や中国経済の減速懸念を背景とした株安・円高のなか、円安や企業の設備投資、ひいては株価の押し上げを期待した日銀による、当座預金の一部に対するマイナス金利適用アナウンスに、欧米市場の株安も重なり、ここに来て株式市場、債券市場ともに大荒れ。

まあ日銀は円安を期待しているとは対外的に絶対に言いませんが、間違いなく狙っていたでしょう。いずれにせよ昨今の市場動向で、肝を冷やしている投資家も多いのではないでしょうか。

さて、日経平均は年初来15%以上も下落する中、東証REIT指数は逆に2%上昇しています。

この現象は主に「 金利低下によるREIT運用環境の改善 」とか「 配当利回りの高さ( イールドギャップの拡大 ) 」といった側面から説明されるのが一般的ですが、もう一つ大事なのは、不動産は「 現物投資 」であるといった側面です。

マイナス金利とは一言でいえば、マネーの価値毀損に他なりません。円高、債券高になっているのは短期的な、リスク回避的な動きに過ぎず、それ事態が価値を持たないペーパー資産から、不動産や金など実物資産への移行といった流れが起きている点も見逃せないのです。

とはいえ、いくら金利低下で資...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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