原油安や中国経済の減速懸念を背景とした株安・円高のなか、円安や企業の設備投資、ひいては株価の押し上げを期待した日銀による、当座預金の一部に対するマイナス金利適用アナウンスに、欧米市場の株安も重なり、ここに来て株式市場、債券市場ともに大荒れ。
まあ日銀は円安を期待しているとは対外的に絶対に言いませんが、間違いなく狙っていたでしょう。いずれにせよ昨今の市場動向で、肝を冷やしている投資家も多いのではないでしょうか。
さて、日経平均は年初来15%以上も下落する中、東証REIT指数は逆に2%上昇しています。
この現象は主に「 金利低下によるREIT運用環境の改善 」とか「 配当利回りの高さ( イールドギャップの拡大 ) 」といった側面から説明されるのが一般的ですが、もう一つ大事なのは、不動産は「 現物投資 」であるといった側面です。
マイナス金利とは一言でいえば、マネーの価値毀損に他なりません。円高、債券高になっているのは短期的な、リスク回避的な動きに過ぎず、それ事態が価値を持たないペーパー資産から、不動産や金など実物資産への移行といった流れが起きている点も見逃せないのです。
とはいえ、いくら金利低下で資...
まあ日銀は円安を期待しているとは対外的に絶対に言いませんが、間違いなく狙っていたでしょう。いずれにせよ昨今の市場動向で、肝を冷やしている投資家も多いのではないでしょうか。
さて、日経平均は年初来15%以上も下落する中、東証REIT指数は逆に2%上昇しています。
この現象は主に「 金利低下によるREIT運用環境の改善 」とか「 配当利回りの高さ( イールドギャップの拡大 ) 」といった側面から説明されるのが一般的ですが、もう一つ大事なのは、不動産は「 現物投資 」であるといった側面です。
マイナス金利とは一言でいえば、マネーの価値毀損に他なりません。円高、債券高になっているのは短期的な、リスク回避的な動きに過ぎず、それ事態が価値を持たないペーパー資産から、不動産や金など実物資産への移行といった流れが起きている点も見逃せないのです。
とはいえ、いくら金利低下で資...
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