• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

「住宅診断説明義務化」が大家に与える影響

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第175話 著者のプロフィールを見る

2016/6/14 掲載

宅建業法改正案が国会を通過し「 中古住宅販売時の住宅診断説明義務化 」が決まりました。

もう少し詳しくいえば「 媒介契約 」「 重要事項説明 」「 売買契約 」の各段階で、ホームインスペクション( 住宅診断 )の存在やその内容について、宅建業者に説明を義務付けるものです。

住宅診断そのものが義務付けられたわけではないことにご注意ください。

いずれにせよこれで、日本でも爆発的にインスペクション( 住宅診断 )が普及するものとみられます。こうなると不動産投資家に気を付けていただきたいのは「 所有物件の点検・メンテナンス 」です。



つまり「 いつかその物件を売る際には、買主がインスペクション( 住宅診断 )を入れる可能性が高いというのを前提としておきましょう 」ということです。

マイホームよりもアパートなどの投資物件のほうが建物は劣化しています。これには「 賃貸人が入居中だと建物の点検ができない 」とか「 自分が住んでないから関心が薄い 」とかいろんな理由があるのですが、小さな雨漏りや水漏れを見逃していて、後になって大きな修繕費がかかるといったケースが多発しています。

もう一つ注意点を。「 売主や宅建業...

この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。

健美家会員のメリット

  1. 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
  2. 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

閉じる

ページの
トップへ