「 これから不動産市場は三極化する 」とは、数年前から申し上げてきたことですが、昨今はそれがますます顕著になってきました。
不動産市場と株価との関係は、90年のバブル崩壊後と現在では全く異なります。かつて、株価との連動性が高かった指標といえば「 市街地価格指数 」といった、国内主要都市の地価との連動が高かったのですが、バブル崩壊後はその連動性が薄れています。
代わってリニアに連動しているのは「 都心3区の中古マンション価格 」。せいぜい5区くらいまででしょうか。都心5区とは「中央区・千代田区・港区・新宿区・渋谷区」を指します。下のグラフをご覧いただくとその関係性がわかると思います。
新築マンション市場は、市況を確認してから用地を仕入れ、企画をし、販売活動が始まり売り出しが始まるまでタイムラグがあるため、中古に比して株価には遅れて反応します。
2012年の政権交代以降、中古マンション市場は息を吹き返しましたが、地域ごとに見ていくと、その恩恵を大きくこうむっているのは都心部が中心で、首都圏の大多数地域ではせいぜい10パーセント程度上昇したに過ぎません。
下のグラフは、政権交代時を100とした時の、各...
不動産市場と株価との関係は、90年のバブル崩壊後と現在では全く異なります。かつて、株価との連動性が高かった指標といえば「 市街地価格指数 」といった、国内主要都市の地価との連動が高かったのですが、バブル崩壊後はその連動性が薄れています。
代わってリニアに連動しているのは「 都心3区の中古マンション価格 」。せいぜい5区くらいまででしょうか。都心5区とは「中央区・千代田区・港区・新宿区・渋谷区」を指します。下のグラフをご覧いただくとその関係性がわかると思います。
新築マンション市場は、市況を確認してから用地を仕入れ、企画をし、販売活動が始まり売り出しが始まるまでタイムラグがあるため、中古に比して株価には遅れて反応します。
2012年の政権交代以降、中古マンション市場は息を吹き返しましたが、地域ごとに見ていくと、その恩恵を大きくこうむっているのは都心部が中心で、首都圏の大多数地域ではせいぜい10パーセント程度上昇したに過ぎません。
下のグラフは、政権交代時を100とした時の、各...
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